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ユーザー名を変えようとしたらUbuntuが吹っ飛んだ

Last updated at Posted at 2020-03-17

初めに

僕のノートPCにはWindowsとUbuntuがデュアルブートしてあって、普段の開発等はすべてUbuntuの方で行ってました。そんな中、ふと「Ubuntuのユーザー名変えたいな」という衝動に駆られたわけです。これが後に悪夢となろうとは。好奇心のままに動いただけの少年は絶望を味わうのです。100秒後に死ぬOS。

ユーザー名を変えようとしただけなのに

というわけで、最初にrootユーザーにログインしようとしました

[myname@ubuntu]$sudo su -
Password
[root@ubuntu]#

ここでパスワードを聞かれるのでパスワードを入力します。すると、真ん中の$がrootユーザーを示す#になり、左側の表示がちゃんとrootになりました。rootユーザーにログインできました。ここで

[root@ubuntu]#usermod -l 新ユーザー名 旧ユーザー名

を叩いて、ユーザーネームを変更し、続いて

[root@ubuntu]# cd /home
[root@ubuntu]# mv 旧ユーザ名/ 新ユーザ名/
[root@ubuntu]# vim /etc/passwd

でVim上でユーザー名を変更する所までしました。ここでですよ。ふと気付いたんですね。

日 本 語 入 力 が で き な い

Scrapboxとかに逐一情報をメモしてて気づいたのですがローマ字入力が効かなくなっていたんですね。僕のUbuntuはちょいちょい音割れを起こしたり、注意しないと文字入力のカーソルがあさっての方向に飛んだり、いろいろ不具合が観測されてたので、さして気にしませんでした。が、直後にまた異変が見られたんですね。

C h r o m e が 落 ち た

「どうやら内部でエラーが起こったようなので、Scrapboxに問い合わせてみてね」のと内容で、さすがに僕も「あ、なんかマズい」って思ったわけです。それで、さっきのVimの変更を戻したんですよね。すると、Scrapboxは復旧しました。よかった、日本語入力も治ったかな?

治 っ て な い

急いで元のユーザー名に戻しました。今覚えば、直した気になっていただけだったのかもしれませんひととおり治した後、一旦

[root@ubuntu]#exit

で一般ユーザーに戻った後、再び

[myname@ubuntu]$sudo su -

でrootユーザーにログインしてみました。するとどうでしょう。

#

左側のユーザー情報が一切表示されなかったんですよね。「やばばばばば。」何度も先ほどの手順をさかのぼり、ユーザー設定も見直しました。しかし一向にrootユーザー情報は表示されません。
「こうなったら再起動だ」と、Ubuntuを一回落として再起動させようとしました。
image.png
この画面から進むことはありませんでした。終わった。まさか再起動することなく、永遠の眠りにつかれるとは。しかし何分かした後、画面に変化がありました。「お!もどったか?」微かな期待を胸に抱きます。
image.png
非 情 な W e l c o m e

UIをMac風にカスタマイズし、春休み中に一緒にプログラミングの勉強をしようと毎日向き合っていたLinuxディストリビューションはもういないのです。あるのはもう、偽りのUbuntuだけ。幸か不幸か、コードのファイル群はほぼすべてGitHubに上げていたので大丈夫でしたが、サーバーの勉強会に行ったときに設定したSSH秘密鍵がお亡くなりになられました。これイチから設定できるのかな…しんどい…

image.png
※ちなみにUbuntuの復旧用のオプション開いたらこの有様だったので、新しくUbuntu入れるか、新しいLinuxディストリを入れることになりそうです

最後に言いたいです

どういった理由でデータが吹っ飛ぶかはわかりませんが、その時は突然やってきます。これがWindowsに起こらなくて本当に良かったです。皆さん、悪いことは言いません。今すぐPC上にあるすべてのファイルのバックアップを取りましょう。ソースコードはGitHubへ。ダウンロードしてきた画像?GooglePhotoに入れておけばひとまずは安心です。OS自体は吹っ飛んでも割と復旧が効きますが、おそらくファイル群は戻ってきません。僕と同じ目に合わないように、日ごろからバックアップを取っておくと、いざというときに被害を最小限に抑えられるでしょう

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