転職

転職ドラフトのデータから、どんな技術を持っている人が多いのか、集計してみた

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概要

転職ドラフト|ITエンジニアを年収・仕事内容つきで競争入札 が、転職を可視化しているので、集計してみた。

今回集計したのは、下記。


  • どんな指名があったのか?

  • どの年齢層が居るのか?

  • どんな技術を持っている人が多いのか?

おまけとして、


  • 指名額が高かった人は、どの技術を持っていたか

についてだ。

(こっちの分析が正しい。あの数値はどうなんだ?という方は、

コードを置いておきますので、お試しください)

https://github.com/osdakira/job-draft-hack


どんな指名があったのか?

指名額
指名数

ゴッド
6

ウィザード
48

スター
111

プチリッチ
129

ノーマル
95

ノービス
3

image

サイトには、具体的な年収額は公開されていない。

(会員登録して職務経歴書まで入力すると具体的な提示額が見えます)

そのかわりに、年収を6段階に分けて、名称を付けて表現している。

それが「ゴッド、ウィザード、スター、プチリッチ、ノーマル、ノービス」だ。

システムエンジニアSEの年収-年収ラボによると、平均が542万だそうだ。

その辺りから類推すると良いかもしれない。

感想としては、意外とノーマルより上が多い、という印象だ。

しかしここには落とし穴があって、


原則、提示年収の80%〜の金額が内定時の予測年収です。


という但し書きがあることは、共有しておきたい。

極論すると、ワンランクずつ下がる可能性がある。

プチリッチがノーマルにシフトすると考えれば、一番多いことにも少し納得する。


どの年齢層が居るのか?

年代
人数

20代前半
4

20代中盤
24

20代後半
62

30代前半
59

30代中盤
46

30代後半
20

40代前半
13

40代中盤
4

年代を3つに区切りっているので、例えば20代は「前半: 20〜23, 中盤: 24〜26, 後半: 27〜29」と推察できる。

image

ボリュームゾーンは、27〜33歳。

続いて、34〜36歳ということがわかる。

少し見方を変えてみよう。

image

image

27〜33歳で、50%を占めている。

24〜39歳で、90%を占めている。

やはりこの年代が、転職市場ということのようだ。

ボリュームゾーンの人は、安心して転職できそう。

それ以外だと、そろそろ、と考えるのか、まだまだ、と考えるのか。

といっても最後は自分の決めることであるので、

年代だけみても、あまり意味がなかった。


どんな技術を使っている人が多いのか?

サイトの登録者は、自分が使っている技術をラベルとして登録できる。

その数なんと、871ラベル。

表記ゆれがあるにせよ、凄い数だ。

明確な表記ゆれは統合し、同概念は独断と偏見で統一して計算した1

上位30件を出してみた。

name
count(*)

PHP
107

MySQL
106

Java
97

JavaScript
95

Rails
89

AWS
77

Redis
60

Ruby
59

jQuery
56

HTML5
53

Python
43

nginx
43

Apache
41

C#
39

Objective-C
38

Memcached
35

Linux
35

Jenkins
35

Git
35

PostgreSQL
34

CentOS
33

Android
32

C++
31

oracle
29

angular.js
28

Perl
27

iOS
27

Node.js
26

GitHub
24

やっぱり PHP と Java は強い。

DB は MySQL を抑えておくのが良いだろう。

クラウドは AWS。

KVS は、Redis を使っておけば、話しが合うだろう。

[JavaScript, jQuery, HTML5, angular.js] といった、クライアントサイドの技術が多いところを見ると、WEB系の人間が多そうだ、という印象を受ける。


技術と指名額に関係はあるのか?

指名額の高い人が持っている技術は、売れる技術だと考えて良い、……かもしれない。


ゴッド級の持つ技術

技術
人数

Objective-C
3

Swift2.0
3

iOS
3

MySQL
2

Rails
2

Redis
2

Ruby
2

AWS
1

Ansible
1

DynamoDB
1

EC2
1

ElasticBeanstalk
1

ElasticLoadBarancer
1

Elasticsearch
1

Java
1

JavaScript
1

MachineLearning
1

Node.js
1

RDS
1

S3
1

bootstrap
1

chef
1

common-lisp
1

docker
1

fluentd
1

jQuery
1

on
1

route53
1

sketch
1

statistics
1

やはり一番評価の高い技術は、iOS アプリ!

と思ったのだが、なんとも言いづらい状況なので、指名の詳細を開示しておく。

id
user_id
company_id
income
first_place

1
1
1
ゴッド

3
2
1
ゴッド

5
3
4
ゴッド
1位

7
3
6
ゴッド

8
3
1
ゴッド
1位

12
4
1
ゴッド

私が悩んだのは、user_id と、company_id だ。

user_id に 3 が並んでいることが分かるだろうか。

つまり、一人の優秀な技術者が、3つの会社から、ゴッド級の指名を受けている。

company_id に 1 が並んでいることが分かるだろうか。

つまり、1つの会社が、4人に対して、ゴッド級の指名を出している。

偏りがあるように見えるので、「これからは iOS」と自信を持って言いづらい。

とはいえ、[iOS, Android]のアプリ系は、これから需要が多くなる(既に多い)のは周知の事実だ。

バランスが悪い、ということは否定の根拠にはならないのだが、どのように判断したらよいか悩ましい。

一旦、忘れて次に行こう。

とその前に、on ってなんだ?と思ったけど、Ruby on Rails をパースしてしまった、というオチのようだ。泣きたい。


ウィザードの持つ技術

ウィザードの技術も集計したが今度は数が多い。264 個もある。

上位30件に絞って紹介しよう。

ウィザード指名は、48件である。

技術
人数

JavaScript
31

Rails
31

AWS
26

Java
26

MySQL
21

Redis
19

iOS
16

nginx
15

Ruby
14

Android
13

Memcached
13

Objective-C
13

PHP
13

Swift
13

Node.js
12

CoffeeScript
11

Perl
11

Apache
10

Kotlin
10

S3
10

Elasticsearch
9

Python
9

Ansible
8

Backbone.js
8

Linux
8

EC2
7

Jenkins
7

RDS
7

chef
7

fluentd
7

意外なことに、 JavaScript が強かった。

WEB 系なら必須技能、と言っても過言ではないというところだろうか。

iOS, Android が入ってきているのは、納得だ。

やはりこの辺りができるのは、強いだろう。

他に目を引くのが、 Kotlin だ。

Android 開発で使われることが多い気がするが、Kotlin が多いのはそのせいだろうか?

皆 Java に疲れてきて、Scala に行き、 Kotlin に行き着いたのかな。

それとも、サーバ Java → Scala, android Java → Kotlin の流れ?

下位の方はバラエティに富みすぎて、実はなかなか興味深いのだが、載せられず残念だ。

なかなかニッチな需要があって面白かった。


スター の持つ技術

スター指名は 111 件である。

技術
人数

MySQL
52

Ruby on Rails
46

Redis
45

PHP
44

JavaScript
43

AWS
42

Java
40

nginx
38

Objective-C
31

Memcached
30

Android
28

Apache
27

Jenkins
25

Python
24

iOS
23

Rails4
22

Ruby
20

GitHub
20

jQuery
20

Node.js
18

capistrano
18

docker
17

Ansible
16

CoffeeScript
16

fluentd
16

Elasticsearch
15

C#
14

RSpec
14

S3
14

golang
14

ここへきて、MySQL がトップになった。

さすがは MySQL。

ウィザードの時もそうだが、[MySQL, Redis, JavaScript, AWS] などの共通基盤があって、さらに各言語に特化しているという印象を受ける。

バランス型は評価されやすい、ということだろうか。

また、下位の方に、[決済、画像認識、機械学習]などが入ってきたのも興味深い。

ウィザードとスターに、技術的な隔たりはなさそうなので、それ以外の部分が評価軸かと思われる。


プチリッチ、ノーマル、ノービスについては省略する


まとめ

転職ドラフトをスクレイピングして、下記について集計してみた。


  • どんな指名があったのか?

  • どの年齢層が居るのか?

  • どんな技術を持っている人が多いのか?

  • 指名額が高かった人は、どの技術を持っていたか

得られた知見としては、下記がある


  • メイン言語に違いがあるにせよ、ベースとなる技術がありそうだ、ということ

  • アプリ系に需要がありそうだ、ということ

知っていることではあるが、データとして見られるのは大変興味深い。

転職ドラフト、面白い企画だ。

可視化は素晴らしい。


追記

書き終わった後に、会社ごとの指名状況も知りたくなって、取ってみた。

どうゆう方針で取りに行っているのか、なかなか面白い。

スター以上しか指名していない所もあれば、

スター未満しか指名していない所もある。

さらにノーマルしか指名していない所もある。

上場企業かどうか、とか調べがいがある。

image





  1. 例えば下記のようなものを統合している。

    - Rails, rails3, Rails4, rails5, RubyOnRails

    - Python, Python 2, Python 3

    - Xcode, Xcode6, Xcode7

    - php7, php5.7, php5.6, PHP5.5, php5.3, PHP5, php., PHP

    - mysql5.6, mysql5.1, MySQL