#はじめに
AWSを使ってアプリケーションを公開する手順を記載していく。
この記事ではデータベースの作成を行う。
#データベースを作成する
WEBアプリケーションのデータを保存するためにデータベースを作成する。
##データベースの種類
データベースの種類には以下のようなものがある。
- 階層型データベース
- ネットワーク型データベース
- リレーショナルデータベース
この中で最も利用されているのがリレーショナルデータベースである。
リレーショナルデータベースを管理するソフトウェアをリレーショナルデータベースマネジメントシステム(RDBMS)という。
RDBMSの一つにMySQLがある。
MySQLはOracle社が開発・提供をしているRDBMSで、データベースの作成、編集、削除などを行うことができる。
オープンソースソフトウェアとして公開されており、誰でも無償で利用することができます。
Ruby on Railsと併せて利用することができるため、本稿ではMySQLを用いてデータベースを作成していく。
##MySQLをインストールする
以下のコマンドを実行し、MySQLをインストールする。
今回はバージョン5.6をインストールする。
sudo yum -y install mysql56-server mysql56-devel mysql56
##MySQLを起動する
以下のコマンドを実行し、MySQLを起動する。
sudo service mysqld start
以下のコマンドを実行し、「running」と表示されれば無事起動できている。
sudo service mysqld status
###serviceコマンドとは
UNIX系(LinuxやMacなど)で使えるコマンドで、サービスを起動したり停止したりできる。
###mysqldとは
上記のコマンドはmysqlではなくmysqldとなっていて、末尾に「d」がついている。
このdはLinuxの用語「デーモン(daemon)」の略で、「サーバ」を意味する。
##MySQLのパスワード設定
インストールしたMySQLにはデフォルトでrootユーザーでアクセス出来るようになっているが、
パスワードが設定されていないので、パスワードを設定する。
例えば'AbCdEf1234'というパスワードにするときは以下のコマンドを実行する。
sudo /usr/libexec/mysql56/mysqladmin -u root password 'AbCdEf1234'
##MySQLの接続確認
以下のコマンドを実行し、MySQLに接続できるか確認する。
パスワードの入力を求められるので先ほど設定したパスワードを入力する。
エラーが出なければOK。
mysql -u root -p
###MySQLコマンドのオプションについて
上記MySQLコマンドのオプションは次のような意味である。
-u. ユーザ名指定
-p. パスワード指定
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