#はじめに
組込みシステムの誤動作検知法として最もよく知られていて最も用いられているウォッチドッグタイマについてまとめる。
#ウォッチドッグタイマの仕組み
まず、パルス(幅の狭いHi信号)を入力すると一定時間Hi信号を出力するワンショット回路を用意する。
次に、アプリケーションプログラムに、プログラムのどの処理経路においても一定時間以内にパルスを出力し続けるパルス出力命令を記述する。
これにより、プログラムが正常に動作していれば一定時間以内にワンショット回路にパルス信号が入力され続けるため、ワンショット回路はHi出力をし続ける。
つまり、もしワンショット回路の出力がLoになったときはプログラムに何らかの異常があったということになる。
プログラムに異常があった場合にはプロセッサ(CPU)に割り込み要求をして、回復処理を実行させたり、非常停止させる。
#参考文献
坂巻佳壽美, トコトンやさしい組込みシステムの本, 今日からモノ知りシリーズ, 日刊工業新聞社, 2019年.
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