みなさんはじめまして。本日はPLATEAUアカデミーで学んだ 建築物モデル(LOD1)作成 の一部を紹介させていただきます。
建築物に地表面高さを持たせる
建築物の高さの算出にあたりDEMの標高値を建物に付与するのですが、今回使用するDEMが2m間隔のポイントデータなので一部狭小建築物がポイントと重ならないという事態が発生します。
そこでDEMを内挿補間ラスタデータに変換し高さを取得します。
何でラスタに高さが?と思いましたがラスタデータの各セルに高さ情報が入っていますとちゃんと説明がありました…なるほど。
ポイントデータ→高さ情報を持ったセルで区切られた画像になったわけですね。
実際に作成したラスタ。標高値が高くなるほど明るい色になっています。
使用ソフト:QGIS3.34
CPU:Core i7-4610M
メモリ:8GB
OS:Windows10
このラスタはQGISのシンポロジの設定を変えると陰影図の表現もできます。視覚的にわかりやすいですね。
次に建築物ポリゴンから頂点を発生させ、先ほど作成したラスタデータから空間結合で頂点にZ値を付与します。そして建物構成点の中から一番低い値をポリゴンに付与して建物地盤高が完成です。
それでは復習をかねて別のモデルでやってみます
使用するのは国土地理院 基盤地図情報の基本項目建築物と数値標高モデルです。
数値標高モデルはQGISのプラグインの管理とインストールからQuickDEM4JPをインストールすれば簡単に高さ情報つきGeoTiffに変換できました。1マスごと高さが入っています。
建築物レイヤには高さ属性がありませんのでさっそく付与してみましょう。
まず頂点を抽出するのですが上手くいきません調べてみるとレイヤのfidのタイプが文字列型というのがエラー原因のようです。今回特に必要ないのでフィールドごと削除します。
その後順調に進めていき無事にDTM_min属性を持った建築物レイヤが完成しました。
QGISは誰でも無償で使えるところがいいです。
動きが軽いですし。
利用者が多いのでしょうか、分からないことを検索すると有益な情報がヒットします、これって大事ですよね。
まだ始めたばかりなのでもっと使いこなせるようにならないと。
今回PLATEAUアカデミーに参加させていただきましてありがとうございました。
充実した3日間でした。分厚いテキストもいただけて復習にとても役立ちました。