記念すべき?1ポスト目は自己紹介にある嫌いな言葉「QA目線」について記載をしたいと思います。
コメント頂けたらうれしいです!
QA目線とかユーザー目線とか
経歴書などの自己PR欄や採用面接などで
QA目線/ユーザー目線でユーザビリティを意識したテスト得意です!
といった方としばしば出会います。
もちろんこんな質問はしないのですが
ユーザーは仕様書見ないから仕様書無しでテストして!それがQA目線でしょ!
正しそうに見えればOK!本当はどれが正しくてどれが正しくはわからないけどね ^^
みたいなノリの現場を潜り抜けてきたのでしょうか?^^
真面目にQA目線について質問すると多くの場合
ユーザーの気持ちで操作して、その時のユーザビリティやUXを意識してテストを行う
という旨の回答を頂くのですが、これがいわゆるQA目線というものなのでしょうか。
疑問
開発組織の体制次第だと思いますが、私の経験上QAというポジションがある開発組織であればおよそ以下のような体制になっていることがほとんどでした。
・仕様を決める人(PO、PDM、ディレクター、デザイナーなど)
・実装をする人(何とかエンジニア)
・テストをする人(QA、テスターなど)
仮に上記の3役で開発組織ができていた場合 ユーザビリティやUXを意識する のはQAの専門領域ではなく、開発をしている3役全員が意識を持つべき ことではないのでしょうか。
現実的な話で言えばデザイナーはユーザビリティやUIUXをあまり考えず要件を満たすだけの仕様を決め、エンジニアは仕様に書いていることを淡々と実装し、QAだけがユーザーのことを考えているということなんて無いと思います。私が一方的に信じているだけですが、「違うよ」と言われたらなかなかショックです。
QAがテストに自信を持っているようにデザイナーはUIUXに自信を持っていると思います。もっと言えば色が与えるイメージや見やすい配色などQAが持ち合わせていないような知識を駆使していると思うのでそこはやはりリスペクトが必要だと思うんですよ。
私が曲がった解釈をしているだけかもしれませんが、QA目線という言葉には何か他メンバーに対するリスペクトが足りなく感じてしまいます。
こう表現して欲しい
QA目線ではなく、具体的に何が得意であったりできるのかを表現して欲しいです。
例えば
ユーザビリティを意識した提案や改善案などが得意
探索的テストが得意
仕様に未定義の性能指標やセキュリティ要件を定義できる
といった感じです。
そもそもQA目線やユーザー目線という予防線を張り、個人の感想になっているのにあたかも
個人でなくユーザーから見たらですよ(私個人は不満ありません)
になっていませんか?
Qiitaの緑と白の文字がチカチカするのでユーザーとしてはもっと暗めの緑が良いと思うんですよ!
私個人としてはビビットな感じで大好きですけどね!
みたいな。「個人的にはこのままでも良いのですが、ユーザーとしては・・・」みたいなのも同じです。
「QA目線と言っていますが、それってあなたの感想ですよね?」とか言われたらぐうの音も出ないようならそれはやはり、個人の感想だと思います。
個人の感想でもきっとチームは聞いてくれるし、強い希望で意見が割れたら最終的には仕様を決める権限を持っている人まで巻き込んでしまって良いと思います。
法律などが関わらないシステムについては仕様の正解が無いので誰かが決めたものに意見を言うというのはハードルが高い場面もあると思いますが、健全なチームを目指すならどうにかここは乗り越えていけたら良いなと思います。