Azure OpenAI Service に on your dataの機能がパブリックプレビューになりました!🎉
これまで独自データを組み込むにはEmbeddingなどを使い開発してたりでしたが、
サクッと検証したい時や、社内でまずお試し!したい時など…爆速でモックアプリまでデプロイできるので、そんなときにも最高なんでは!?と個人的に思ってます🙂
という訳でまずはさくっと検証してみようと思います。
前準備
Azure OpenAIは準備できている前提で進めます。
他、以下のリソースをデプロイしておく必要があります。
- Azure Cognitive Services
こちらはユーザーの入力に基づいて取得するデータを決定する為に用いる用途です。
- Azure Blob Storage
こちらは独自データの格納用です。
因みに以下のファイルタイプをサポートしているようです。 - .txt
- .md
- .html
- Microsoft Word files
- Microsoft PowerPoint files
Create new deployment
からgpt-3.5-turbo (gpt-4でも)
をデプロイし準備完了!
独自データを与えてみる
今回はこちらのQAデータを.txt
形式で必要そうなQA箇所だけ抜き出して作っておきます。
select data source
はUploadFiles
を選択してみます。
他は先程作成したCognitive ServicesとBlob Storageを選択します。
※Tyrn on CORS
でCORSをオンにしておきます。
Enter the index name
は今回index
と付けておきます。
後は、独自データファイルをアップロードするだけです。
与えたデータからのみの回答にしたいので、System messageにPlease answer from the data given only. If you do not know, please answer "don't know".
と入れておきました。
チャットしてみましたが、与えたファイルを情報源として回答しているようです。
ちゃんとラーメン屋は教えてくれません🍜
また、今回の情報源は一つのファイルしか与えてないので、referencesは1つですがデータが複数あればreferencesは複数になるようですね!
しばらくすると新しくApp Serviceが出来上がりました!
アクセスすると、認証が走って…
こちらのサンプルアプリがデプロイされました!
先程と変わらずラーメン屋は教えてくれませんね。
いやースムーズだなあ。
さいごに
まずはサクッとやってみたのですが、これはまた素晴らしい機能!!
社内でOpenAIを活用していきたい…どんな感じか試してみたいけど…
Azureわからない…わざわざエンジニアの工数を割くのもなあ…💦
なんて事が企画職の方にはあるんじゃないかなーって思ったりしてます。(しらんけど)
そんな時に気軽に試せそうですよね。
実運用をするには考えなきゃいけない事は諸々あると思いますが、企業の利活用がさらに促進しそうな感じです。
追って色々試していこうと思います!
Azureに作成したリソースは使い終わったら削除する事を忘れずに
参考