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Azure OpenAI Service on your dataがパブリックプレビューになったので試してみた

Last updated at Posted at 2023-06-21

Azure OpenAI Service に on your dataの機能がパブリックプレビューになりました!🎉

これまで独自データを組み込むにはEmbeddingなどを使い開発してたりでしたが、
サクッと検証したい時や、社内でまずお試し!したい時など…爆速でモックアプリまでデプロイできるので、そんなときにも最高なんでは!?と個人的に思ってます🙂

という訳でまずはさくっと検証してみようと思います。

前準備

Azure OpenAIは準備できている前提で進めます。

他、以下のリソースをデプロイしておく必要があります。

  • Azure Cognitive Services
    こちらはユーザーの入力に基づいて取得するデータを決定する為に用いる用途です。

image.png

  • Azure Blob Storage
    こちらは独自データの格納用です。
    image.png
    因みに以下のファイルタイプをサポートしているようです。
  • .txt
  • .md
  • .html
  • Microsoft Word files
  • Microsoft PowerPoint files
  • PDF

次にモデルをデプロイ。
image.png

Create new deploymentからgpt-3.5-turbo (gpt-4でも) をデプロイし準備完了!
image.png

独自データを与えてみる

今回はこちらのQAデータを.txt形式で必要そうなQA箇所だけ抜き出して作っておきます。

Add your dataから設定していく様です。
image.png

select data sourceUploadFilesを選択してみます。
他は先程作成したCognitive ServicesとBlob Storageを選択します。
Tyrn on CORSでCORSをオンにしておきます。
Enter the index nameは今回indexと付けておきます。
image.png
後は、独自データファイルをアップロードするだけです。
image.png

与えたデータからのみの回答にしたいので、System messageにPlease answer from the data given only. If you do not know, please answer "don't know".と入れておきました。
image.png

チャットしてみましたが、与えたファイルを情報源として回答しているようです。
ちゃんとラーメン屋は教えてくれません🍜
image.png

また、今回の情報源は一つのファイルしか与えてないので、referencesは1つですがデータが複数あればreferencesは複数になるようですね!

最後に右上のDeployボタンを押してみます。わくわく✨
image.png

しばらくすると新しくApp Serviceが出来上がりました!
アクセスすると、認証が走って…
image.png

こちらのサンプルアプリがデプロイされました!
先程と変わらずラーメン屋は教えてくれませんね。

いやースムーズだなあ。

さいごに

まずはサクッとやってみたのですが、これはまた素晴らしい機能!!

社内でOpenAIを活用していきたい…どんな感じか試してみたいけど…
Azureわからない…わざわざエンジニアの工数を割くのもなあ…💦

なんて事が企画職の方にはあるんじゃないかなーって思ったりしてます。(しらんけど)

そんな時に気軽に試せそうですよね。

実運用をするには考えなきゃいけない事は諸々あると思いますが、企業の利活用がさらに促進しそうな感じです。
追って色々試していこうと思います!

Azureに作成したリソースは使い終わったら削除する事を忘れずに

参考

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