「管理用テンプレート」 とは
「管理用テンプレート」とは、GPOの設定項目/設定値を、管理者が見たときに理解がしやすいように定義したテンプレートファイルのこと。
↓GPO管理コンソールにおける管理用テンプレートの該当箇所
管理用テンプレートファイルは、admxという拡張子でローカルディレクトリに格納されている
C:\Windows\PolicyDefinitions
設定項目の拡張
特定のアプリケーションをGPOで管理する際、対応するadmxファイルを管理用テンプレート追加する必要がある。
設定手順
例えば、Microsoft Edge の管理用テンプレートファイルを追加し、設定項目を拡張する手順としては、以下のブログが参考になる。
その他対象サービス
Microsoft Edge だけではなく、以下のようなサービスについても管理用テンプレートを追加のうえ、GPOでの管理が可能なようだ。
- WindowsOS の各バージョン
- Office製品
- Edgeをはじめとしたブラウザ類
- Webexなどのチャットツール
参考URL:対象サービス一覧
以上を踏まえて
課題
ドメコンが複数存在する環境下で管理用テンプレートを追加する場合、以下の課題が生じる。
-
全てのドメコンに手動で管理用テンプレート追加処理を行う必要がある。
⇒ 管理用テンプレートファイルは、ローカルのディレクトリに存在する -
1台のドメコンに管理用テンプレート追加処理を行った場合、他ドメコンが存在する場合には同様の処理を繰り返し行う必要がある。
対策
以上の課題を解決するために、「セントラルストア」という仕組みが存在している。
次の記事でセントラルストアについてまとめる。