ことのはじめ
FiveMのサーバー立てたらしくて誘われる
→なんやかんやで管理者側になる
→参加者増えてきて帯域足りなそう
→サーバー探しの旅の始まり
求める条件
- 必須要件
- メモリ 8GB
- vCPU 2コア
- SSD 50GB
- 100Mbps以上
- 月あたりの通信量1.5TB
- そんな高くない
現状のピーク30人いかないくらいのサーバーならこのくらいで足りるはず
メモリはギリギリを攻めれば6GBでも行けそうではある
けど、これからもっと人が増えてきてアップスケールが必要になったときのためにメモリが16GBとかのプランがあるところだと嬉しいかも?って感じではある
あと、回線速度もぶっちゃけ速ければ速いほどいい
値段に関しては結構微妙なところ
大部分は参加者の人たちの投げ銭から出すことになるだろうからなるべく安いところを選びたい
こんな条件でサーバを探し続けた遍歴が次
これまで使ってきたサーバー
セルフホスト
たぶん本来の永住の地
自分たちの場合サーバー用のパソコンを置いてるところに高速回線を引いてなかったからどっかで限界が来た
それでも初期投資さえしてしまえば電気代と回線料金だけで運営できるのは魅力
安定度でいえばちゃんとしたVPSには劣るかもしれないけど
WebArena Indigo
セルフホストの時は100Mbps上限の回線である時期からラグくなってきた
それで外部にサーバーを移そうってなって最初に使ったのがここ
料金プランの一部が下の表
メモリ | CPU | SSD | 速度 | 料金(税込み) |
---|---|---|---|---|
8GB | 6vCPU | 160GB | 1Gbps上限 | 3,410円 |
16GB | 6vCPU | 320GB | 1Gbps上限 | 7,150円 |
国内企業提供のサーバーにしては安価で回線速度が速いのが決め手
他のサーバーが1000円以上高くても100Mbpsの回線とかなのにWebArenaだと1Gbps上限の回線を使える
実際借りてみてスピードテストをすると当然1Gbpsが常時出るわけではないにしてもかなり速い回線だったことは覚えている
サーバーを立ててある程度人を入れて負荷テストをしても、考えうる負荷がかかる行為をし続けてようやくラグくなるレベル
早くも永住の地が見つかったかに思えた
けど、そんなことはなくて一部のプレイヤーがサーバーに入れない事態が発生
推測だけど負荷テストのために小物を大量に出したりした時にサーバーに相当数のアクセスかかったのかなぁって気はする
けど、特に何もしてないはずのプレイヤーがアクセスできなくなったこともあったし基準はよくわからない
ホームページの目安的にもまだ余裕はあるはずだったんだけど
けど、ちょっと時間を置くと戻ってこれたみたいだからどこかしらで一時的に制限かかってたんだと思う
使い勝手とかはちょっと劣るけどその分安くて高性能だったから今でもチャンスがあれば使いたいとは思ってる
けど、原因不明でアクセスできないんじゃよろしくない
私の実力不足で使いきれなかったなっら相当悔しい
GoodLeaf Hosting
FiveMで結構いいスクリプトを作ってるところの公式Discordで広告が流れてきたやつ
どんなもんかと思って契約してみたけど海外鯖しかなくてpingが100msとかいったのかな
そりゃそうなんだけど完全に失念してた
まぁ20ドルで記憶に焼き付けました
はい、解散
Contabo
今使ってるとこ
不満はあるからそのうち変える
スペックと価格はこんなかんじ
メモリ | CPU | ストレージ | 速度 | 帯域 | 料金 |
---|---|---|---|---|---|
8GB | 4vCPU | 50GB | 200Mbps | 10TB | $(5.5 + 3.5) |
16GB | 6vCPU | 100GB | 400Mbps | 10TB | $(13.99 + 6.75) |
※料金リンク
※ストレージ容量はNVMe利用時
※通常のSSDであれば追加料金なしで容量4倍
今までのサーバーと比べた特徴は通信帯域が予め決まってるってこと
国内だと無制限が主流だけど、海外だとこっちの方が主流っぽい
それで足りるなら予め帯域が決まってる方が安心感はある
変に無制限でよくわからない基準で制限かかるよりは
ここは値段が結構安くて表を見る限りは欠点がない
実際に使い始めるまでここで決まりだなって思ってた
実際に契約して試しにpingを飛ばしてみるとなんかpingの値が高い
正確には高い人と低い人がいる
低い人は数msだし、高い人は200msを超える
tracertしてみると原因は一目瞭然で一回海外を経由してアクセスするルートの時にめっちゃ遅延してるっぽい
海外の掲示板でもこの問題は出てたし、サポートに問い合わせたら価格を低くするために日本のプロパイダを使用しなかったのが原因らしい
メールでは来年日本のISPを導入する予定って言ってたからそれが導入されたら相当いい選択肢になると思う
これ以上値上げされなければいいけど(東京リージョンは基本料金に少し金額を上乗せする必要がある)
あと、初回契約時に本人確認するけど
- 住所
- マイナンバー、免許証、パスポートとか
- 住所の書いてある請求書
この辺の個人情報をメールで送らないといけなくていろいろ心配
サポートに問い合わせたときもサーバーにアクセスするための情報を平文でメールで送らないといけなかったり安さの理由というかなんというか
いいとこもあるにはあるけど、来年まで待てるわけじゃないから次の候補を探さないといけない
次にあげていくのがその候補たち
サーバー候補
SpeedyPage
現状最有力候補
公開されてたテスト用のIPで試した分にはちゃんとpingも高くなくていい感じ
料金は次の通り
メモリ | CPU | ストレージ | 速度 | 帯域 | 料金 |
---|---|---|---|---|---|
6GB | 3vCPU | 90GB | 1Gbps | 3TB | $15.49 |
8GB | 4vCPU | 120GB | 1Gbps | 4TB | $17.99 |
12GB | 5vCPU | 180GB | 1Gbps | 6TB | $27.49 |
Contaboに比べるとちょっと高くなるのと、メモリが最大でも12GBまでなのを除けばいい感じ
けど、メモリに関しては足りなくなってからまた引っ越し先を考えればいいかなとか思って問題を先送りにしておく
あと、支払い方法にpaypalがあるのも高評価
AdvinServer
東京サーバーがあって心配なくらい安い
値段だけで見ればぶっちぎりだけど肝心のpingはちゃんと測れてないのが不安
あと、サーバーの枠が空いてないからそもそも契約できない
料金は次の通り
メモリ | CPU | ストレージ | 速度 | 帯域 | 料金 |
---|---|---|---|---|---|
16GB | 2vCPU | 60GB | 1Gbps | 4TB | $8 |
メモリ全振りでCPUとストレージは控えめなあたり用途と一致してはいる
ストレージもNVMeだしスペックはちゃんとしてる
これで8ドルって安すぎて逆に不安
このほかにもメモリ32GB,64GBのプランもあってそっちも信じられないくらい安いからとりあえず空きがないか毎日見てはいる
HostHatch
ここもほんとに大丈夫なのか心配になるタイプのやつ
料金は次の通り
メモリ | CPU | ストレージ | 速度 | 帯域 | 料金 |
---|---|---|---|---|---|
8GB | 2vCPU | 35GB | 40Gbps | 2TB | $12 |
16GB | 4vCPU | 75GB | 40Gbps | 4TB | $15 |
まず回線速度の40Gbpsが恐い
実際何人で共有してどこまでおちることやら
あと、16GBの方の4vCPUの内1コアは専用なのも本当ならすごい
そのうちお試しで1ヵ月分払ってみていいかもしれないけど、テスト用に公開されてるIPで試した分だと海外経由になってpingが高くなったりしてたから採用されることはないと思う
WebHosting24
変に安すぎず不安にはならないライン
料金はこんな感じ
メモリ | CPU | ストレージ | 速度 | 帯域 | 料金 |
---|---|---|---|---|---|
8GB | 8vCPU | 160GB | 1Gbps | 4TB | €24 |
12GB | 12vCPU | 240GB | 1Gbps | 6TB | €36 |
テストした限りルーティングにも問題はないし、メモリが最大12GBだったりで条件的にはspeedyhostと似てる
決定的に違うのが決済手段
一回契約しようとしたけど前情報で聞いてたpaypalがなぜかなくて、クレジットカードもうまく使えなかった
サポートに相談したら暗号通貨でもう一回試してみてって言われた
暗号通貨のウォレット持ってないし、何ならそれを追加するメニューも見当たらない
大丈夫かと思ったけどだんだん不安になってきたから使わない
いや、使えない?
Oracle Cloud
料金の一例がこんな感じ
メモリ | CPU | 料金 |
---|---|---|
8GB | 2vCPU | 3,853.92円 |
8GB | 4vCPU | 6,457.92円 |
16GB | 2vCPU | 5,103.84円 |
16GB | 4vCPU | 7,707.84円 |
このほかに無料枠として
- 200GB分のストレージ
- 10TB分の通信帯域
がついてくる
GCEとかAWS、Azureに比べてずっと安いし、今回の使用用途でいえば無料枠でストレージと帯域は十分賄えるからいいかなって思ったけど、ここでぬるま湯に浸かっちゃうとあとが恐いから使おうにも使えない
Oracleの値上げ戦法に実際に遭遇したわけじゃないし、FiveMサーバーを続けていく間にAWSとかのシェアを超えるかと言われればそんなことはないだろうけど
けど、現状でも一番安いってわけじゃないし遠巻きに見ておくくらいがちょうどいいのかも
おわり
今回いろんなVPS調べてみてここに書いてないのも含めていろんなサービスを比較できて正直楽しかった
いままで、踏み台サーバー用にConohaとかで借りたことはあるけどもっと安いか、同程度の値段でずっと高性能のサーバーっていう選択肢を知れたのは素直にうれしい
まぁ、安定性が求められるようになったらそのうちLinodeとか契約するんだろうなって思うけど軽く1万超えるからしばらくお世話になることはないだろうなって思う今日この頃
自分のお金だったらいっちゃん強いやつってできるんだけどね
一部自分で出すとはいえ、大部分に人のお金を使わせてもらう以上無駄遣いはできないからね