OracleのDATE型項目にJDBC経由でjava.sql.Timeのインスタンスを登録したときの動きがドライバのバージョンで違う

自分が遭遇したのは、 11.1.0.7.0 と 11.2.0.3.0 での違い。

ドライバのバージョンが 11.1.0.7.0 の場合は、年月日を変更せずにそのままの値で DB に登録するが、 11.2.0.3.0 では年月日を 1970/01/01 に変換して登録するっぽい。

以下のテーブルを作って、それぞれ登録してみた。

確認用テーブル作成DDL

CREATE TABLE TEST (DATE_COLUMN DATE);

確認用Groovy実装

import groovy.sql.Sql
import java.sql.Time

def url = 'url'
def user = 'user'
def pass = 'pass'
def driver = 'oracle.jdbc.OracleDriver'

def sql = Sql.newInstance(url, user, pass, driver)

def now = new Date()
def time = new Time(now.getTime())

println "time = " + time.format('yyyy/MM/dd HH:mm:ss.SSS')
sql.execute "INSERT INTO TEST VALUES (${time})"

ドライバのバージョン	標準出力	DBに登録された値
11.1.0.7.0	time = 2014/03/05 16:58:49.417	2014/03/05 16:58:49
11.2.0.3.0	time = 2014/03/05 17:01:07.405	1970/01/01 17:01:07

どちらも、 Time 型に変換した時点では年月日がそのままだけど、 DB に登録した時点で 11.2.0.3.0 の方は年月日が 1970/01/01 に変換されている。

そもそも年月日を気にする項目で java.sql.Time を使うなよという話だけど、そういう実装に遭遇してしまったのだから仕方ない。

参考

• Time (Java Platform SE 6)
• java.util.Dateをjava.sql.Dateにきちんと変換する方法 - ひがやすを blog