SQL① (SELECT, WHERE, ORDER BY)

SQLの備忘録とマークダウンの書き方練習です

目次

1. 使用するテーブル
2. 列の指定(SELECT)
3. 条件指定(WHERE)
4. 並びかえ(ORDER BY)

1.使用するテーブル

今回は以下の「users」テーブルを例にします

id	name	age	is_active
1	佐藤太郎	16	1
2	山田花子	26	0
3	鈴木次郎	18	0
4	田中A美	28	1

何かの会員データベースだと思ってください。それぞれの列の意味は以下の通りとなります

• id：ID
• name：名前
• age：年齢
• is_active：アクティブなユーザ（1ならアクティブ、0なら非アクティブ）

2.列の指定(SELECT)

基本的な書き方

SELECT 列名 FROM テーブル名;

例「usersテーブルから全ての列を抽出したい」

書き方

• テーブル名→users
• 列名→*
  ※「*(アスタリスク)」は全ての列という意味

SELECT * FROM users;

実行結果（usersテーブルがそのまま抽出されます）

id	name	age	is_active
1	佐藤太郎	16	1
2	山田花子	26	0
3	鈴木次郎	18	0
4	田中A美	28	1

例「usersテーブルから名前の列を抽出したい」

書き方

• テーブル名→users
• 列名→name

SELECT name FROM users;

実行結果

name
佐藤太郎
山田花子
鈴木次郎
田中A美

例「usersテーブルからidと年齢の列を抽出したい」

書き方

• テーブル名→users
• 列名→id, age
  ※複数ある場合は「,(カンマ)」で区切ります。

SELECT id, age FROM users;

実行結果

id	age
1	16
2	26
3	18
4	28

3.条件指定(WHERE)

条件に一致するデータを抽出したいときは「WHERE」句を使います

基本的な書き方

SELECT 列名 FROM テーブル名 WHERE 条件;

条件の部分では比較演算子や論理演算子を使用して記述します

比較演算子

演算子	意味	例
=	等しい	age = 18 （年齢が18のもの）
!= または <>	等しくない	age != 18 または age <> 18 （年齢が18でないもの）
>	より大きい	age > 18 （年齢が18より大きい）
<	より小さい	age < 18 （年齢が18より小さい）
>=	以上	age >= 18 （年齢が18以上）
<=	以下	age <= 18 （年齢が18以下）
BETWEEN A AND B	A 以上 B 以下	age BETWEEN 10 AND 20 （年齢が10以上20以下）
IN (A, B, C)	A または B または C に一致	name IN ('田中A美', '田中B美', '田中C美') （名前が"田中A美"、"田中B美"、"田中C美"のいずれか）
LIKE	パターン一致（部分一致検索）	name LIKE '田%'（"田"で始まる名前）
IS NULL	NULLかどうか	age IS NULL（年齢がNULLのもの）
IS NOT NULL	NULLでないか	age IS NOT NULL（年齢がNULLでないもの）

論理演算子

演算子	意味	例
AND	両方の条件が真のとき	age >= 10 AND is_active = 1 （年齢が10以上かつアクティブ）
OR	どちらかの条件が真のとき	age < 20 OR is_active = 1 （年齢が20未満またはアクティブ）
NOT	条件を反転させる	NOT age < 10（年齢が10未満でない = 年齢が10以上）

例「usersテーブルから年齢が18歳以上の名前を抽出したい」

書き方

• テーブル名→users
• 列名→name
• 条件→age >= 18

SELECT name FROM users WHERE age >= 18;

実行結果

name
山田花子
鈴木次郎
田中A美

例「usersテーブルから年齢が18歳以上かつのアクティブなユーザーの名前を抽出したい」

書き方

• テーブル名→users
• 列名→name
• 条件→age >= 18 AND is_active = 1

SELECT name FROM users WHERE age >= 18 AND is_active = 1;

実行結果

name
田中A美

例「usersテーブルから年齢が25歳以上または10歳未満のアクティブなユーザーの名前を抽出したい」

書き方

• テーブル名→users
• 列名→name
• 条件→(age >= 25 OR age < 10) AND is_active = 1

SELECT name FROM users WHERE (age >= 25 OR age < 10) AND is_active = 1;

実行結果

name
田中A美

4.並びかえ(ORDER BY)

抽出した結果を並び替えたい場合は「ORDER BY」句を使います

--【超シンプルな例】
SELECT 列名 FROM テーブル名 ORDER BY 対象列名 順番;

--【条件があるとき】
SELECT 列名 FROM テーブル名 WHERE 条件 ORDER BY 対象列名 順番;

順番は昇順か降順を指定できます

• 昇順(ASC)：上から「0,1,2,3,…」や「A,B,C,…」のように昇るように並び替える
• 降順(DESC)：上から「10,9,8,…」や「Z,Y,X,…」のように降りるように並び替える(逆)

例「usersテーブルから年齢が高い順で、同じ年齢なら名前順に抽出したい」

書き方

• テーブル名→users
• 列名→*
• 対象列名1→age
• 順番1→DESC
• 対象列名2→name
• 順番2→ASC
  ※複数条件で並び替える場合、「対象列名1 順番1, 対象列名2 順番2, …」のようにカンマ区切りで並べ替えます

SELECT * FROM users ORDER BY age DESC, name ASC;

実行結果（省略）

例「usersテーブルからアクティブ会員で年齢が高い順に抽出したい」

書き方

• テーブル名→users
• 列名→*
• 条件→is_active = 1
• 対象列名→age
• 順番→DESC

SELECT * FROM users WHERE is_active = 1 ORDER BY age DESC;

実行結果

id	name	age	is_active
4	田中A美	28	1
1	佐藤太郎	16	1