備忘録として
環境
- Raspberry Pi 3 Model B
- Macbook
- SDカード32GB(東芝)
Raspberry Pi OS のインストール
OSをダウンードしようと公式サイトに行ってみると、Imagerなるものがあり、これを使えば簡単にセットアップできそうなので、今回は手動でなく、このImagerでインストール。
rootパスワード設定
初期状態ではrootがパスワード保護されていない。
以下でパスワードを設定
$ sudo passwd root
IPアドレス固定
dhcpcd.confを開いて追記。
$ sudo nano /etc/dhcpcd.conf
interface wlan0
static ip_address=[IPアドレス]/[プレフィックス長]
static routers=[DNSアドレス]
その後再起動
$ sudo reboot
SSH接続の設定
SSHログインには以下の2種類がある。
- パスワード認証
- 公開鍵認証
パスワード認証はリスキーなので公開鍵認証へ変更。
ラズパイの初期状態でSSHを有効にするとパスワード認証になるので公開鍵認証へと変更する。
秘密鍵と公開鍵の作成
以下のコマンドをラズパイ、クライアント側療法で入力し、秘密鍵と公開鍵のペアを作成
$ ssh-keygen -t rsa
ここからラズパイ側とクライアント側で操作が異なる。
ラズパイ側の操作
上記コマンドで秘密鍵と公開鍵が~/.ssh/
に作成される。
公開鍵は初期状態では~/.ssh/id_rsa.pub
に配置される。
今回はauthorized_keys
がないので、id_rsa.pub
をauthorized_keys
にリネーム
$ mv id_rsa.pub authorized_keys
といっても最初から600になっていた。
クライアント側での操作
公開鍵をラズパイへ送信
$ scp -P 22 ~/.ssh/id_rsa.pub ラズパイのユーザ名@アドレス:/home/username/Documents
もしくはクリップボードに以下コマンドでコピーしてauthorized_key
に追記
pbcopy < ~/.ssh/id_rsa.pub
ラズパイ側での操作
クライアントから送信されたid_rsa.pub
をauthorized_keys
に追記
$ cat ~/Documents/id_rsa.pub >> ~/.ssh/authorized_keys
$ rm id_rsa.pub
authorized_keys`のパーミッションを設定。
$ chmod 600 ~/.ssh/authorized_keys
今回は最初から600になっていた。
ラズパイ側でSSHを有効化
設定→Raspberry Piの設定→インターフェース
より、SSHを有効化
もしくはターミナルから
$ sudo raspi-config
のあと、
Interfacing Options→SSH
からでも設定できる。
パスワード認証でのSSH接続の無効化設定
$ sudo vi /etc/ssh/sshd_config
sshd_configを開き下記を変更。
# PasswordAuthentication yes
PasswordAuthentication no
VNC接続
tightvncserverをインストール
$ sudo apt-get install tightvncserver
tightvncserver起動
$ vncserver
起動後にパスワードが求められる。
途中のWould you like to enter a view-only password (y/n)?
はNO
実際の接続
MacでFinderを開いてcommand+k
を入力し、以下を入力
vnc://[ラズパイのIPアドレス]:5901
オプション
オプション | 意味 |
---|---|
-geometry | 解像度 |
-depth | ビットカラー |
例
$ vncserver -geometry 1280x800 -depth 24 :1