はじめに
2024年、6/11 リリース(ver.1.4.5.0)にて、当社でセッションをサイトサムネイル画像のキャッシュを出力キャッシュで取得する設定を作成しました。
出力キャッシュとは?
出力キャッシュとは、一度取得した情報を一時的に保存し、再度表示する際に一時保存情報を利用する仕組みのことを言います。
これにより、常時データベースやサーバから情報を取得するよりも、高速にページを表示することが可能です。
何のために追加したか
プリザンターは画面を取得する際、全ての情報をリロードしていました。このロードには画像も含まれます。
しかし、サムネイル画像はほとんど変更されることがないため、これをキャッシュ化することにより画面を高速で表示することが可能になります。
実装について
MicroSoft純正のOutputCachingを使用し、OutputCachを有効化した際はサムネイル画像をキャッシュし、再読み込み時はキャッシュした画像から取得するように実装しました。
使い方と各種パラメータ
有効化手順
OutputCache.jsonのOutputCacheControl内、NoOutputCacheをTrueに変更
{
"OutputCacheControl": {
"NoOutputCache": false,
"OutputCacheDuration": 86400
}
}
変更できるオプション
上記パラメータのOutputCacheDurationを変更すると、キャッシュの有効期限を秒単位で指定できます。
まとめ
サムネイル画像の出力キャッシュ保存が可能になり、ページ表示が高速化できるようになりました。
特にフォルダ・サイトの画像を複数設定されている方は恩恵が大きいと思われますので、ぜひ使ってみてください。