インストール背景
お久しぶりです.
Web3層の勉強としてTomcatを用意せねばと思ったのがきっかけです.
様々なサイトを見ていると,WindowsにTomcatを導入する方法がほとんどであり,時たまUbuntu上にインストールする方法が書かれた記事を見つけるものの,古いためかインストールできず….
ということで,自分でごちゃごちゃしながらインストールしました.
使用した環境
項目 | 種類 | ver |
---|---|---|
OS | Ubuntu | 22.04.3LTS |
java | OpenJDK | 19.0.2 |
MW | Tomcat | 10.1.13 |
バージョン確認は他の記事でも書いてそうなのでここでは省略します.
Tomcatの前にJavaのインストール
Javaをインストールする理由
TomcatはJavaベースのWebアプリケーションサーバです.TomcatはJavaで書かれており,Java仮想マシン(JVM)上で実行されます.そのためTomcatを動作させるためにはJavaが必要です.
具体的な理由は以下の3つです.
-
TomcatはJavaで記述されている.
Tomcatの本体および多くのウェブアプリケーションはJavaプログラムです。Javaで書かれたプログラムを実行するには、Javaランタイム(JREまたはJDK)が必要です。 -
ServletとJSPの実行
TomcatはJava ServletおよびJavaServer Pages(JSP)のコンテナとして動作します。これらの技術はJavaで書かれており、Tomcatがこれらのコンポーネントを実行できるようにJavaランタイムが必要です. -
Java仮想マシン(JVM)の利用
omcatはJavaアプリケーションを実行するためにJava仮想マシン(JVM)を使用します。JVMはJavaバイトコードをホストマシンのネイティブコードに変換し、アプリケーションを実行します.
Javaのインストール
- まずはOSのアップデートを実施する.
- まずJavaがインストールされているか確認をします.
- インストールするJavaのバージョンを確認します.
- Javaをインストールします.
[root@DESKTOP-xxx]:/# apt update
[root@DESKTOP-xxx]:/# java -version
[root@DESKTOP-xxx]:/# apt info default-jdk
[root@DESKTOP-xxx]:/# apt install -y default-jdk
Tomcatのインストール
- 私はtmp上にダウンロードしたかったので,カレントディレクトリをtmpに移動しました.
- Tomcatをダウンロードする.ここで他の記事ではミラーサーバのファイルをダウンロードしようとしていたため,そこのURLをダウンロードしてもずっと404エラーでNot Foundとなっていました.
- ダウンロードしたファイルをtarコマンドで解凍.gzファイルなのでオプションは-z,取り出しなのでオプションは-x,ファイル指定なのでオプションは-f,おまけで詳細を知りたかったのでオプションは-v.
- Tomcatの起動
- ブラウザで確認します.
http://localhost:8080
にアクセスします.Tomcatのデフォルトのトップページが表示されれば、正常にインストールされています. - Tomcatの停止.
[root@DESKTOP-xxx]:/# cd /tmp
[root@DESKTOP-xxx]:/tmp# wget https://downloads.apache.org/tomcat/tomcat-10/v10.1.13/bin/apache-tomcat-10.1.13.tar.gz
[root@DESKTOP-xxx]:/tmp# tar -xzvf apache-tomcat-10.1.13.tar.gz
[root@DESKTOP-xxx]:/tmp# cd apache-tomcat-10.1.13/bin
[root@DESKTOP-xxx]:/tmp/apache-tomcat-10.1.13/bin# ./startup.sh
[root@DESKTOP-xxx]:/tmp/apache-tomcat-10.1.13/bin# ./shutdown.sh
最後に
とりあえずインストールから起動,停止までの手順は以上です.細かいところはこれから追記していきます.あと,Javaを動かすだけならTomcatはいらず,JDKだけインストールすればよいので…と疑問に思うかもしれないのでTomcatに関する詳細な記事も書きたいです.