前提条件
- 本記事で記載の実装が正しく動作するためには、Studio v21.10以上が必要です。
- また、アクティブディレクトリなどを導入されている環境では、アカウント情報の外部アプリアクセスを許可している必要があります。
- 必要なOffice 365バージョンをインストールするために以下を確認ください。
- Studioスタート画面 > [設定] > [パッケージ ソースを管理] > https://www.myget.org/F/workflow にチェックが入っていること。
- Studioスタート画面 > [設定] > [パッケージ ソースを管理] > https://www.myget.org/F/workflow にチェックが入っていること。
Office 365パッケージのインストール
- OneDriveやSharePointをUiPathで利用する場合は、Office365のアクティビティパッケージを活用します。
- Office365のアクティビティパッケージは、既定ではStudioにインストールされていないため、パッケージをダウンロードしてインストールすることが必要です。
- [デザイン] > [パッケージを管理] > [すべてのパッケージ] > Office 365を検索 > [Microsoft Office 365 作成者:UiPath] をインストールします。ここでは v1.11.1を利用します。
※ Office365のv1.14.1以降では、包含するライブラリの依存関係により Studio v22.4以降でのみ動作します。サポート中の最古ver (20.10) も網羅するために本記事では1.11.1を利用しています。(執筆時 2023年月現在)
Microsoft アカウントの連携
- Studioの [連携] > [Microsoft] > [Office 365] > [ファイル] > [One DriveとSharepointを使用] アクティビティを配置します。
- [OneDriveとSharePointを使用] アクティビティで、[新しいアカウントを追加] を選択し、WebブラウザーよりMicrosoftアカウントにログインすることでアカウントとの接続を行います。
アップロード先情報を取得
- [OneDriveとSharePointを使用]の中に[ファイル/フォルダーを取得] アクティビティを配置します。
- [ファイル/フォルダーを参照] から、OneDriveやSharePoint上のアップロード先フォルダーを選択します。
- [参照名] の入力枠に右クリックし、[変数を作成] を選択して、フォルダー情報を格納する変数を作成します。
この例では「UL親フォルダー」という変数名にします。
[任意] フォルダーを作成
※アップロード先でフォルダーを作成したい場合にこの手順を実施ます。不要な場合は任意です。
- [フォルダーを作成] アクティビティを配置し、[フォルダー名]に新規で作成したい名前を設定します。
- [ターゲットフォルダー] に親フォルダー(この例では「UL親フォルダー」)を設定します。
- [参照名] の入力枠に右クリックし、[変数を作成] を選択して、フォルダー情報を格納する変数を作成します。この例では「UL結果フォルダー」という変数名にします。
ファイルをアップロード
- [ファイルをアップロード] アクティビティを配置し、[アップロードするファイル]にローカル端末のファイルを指定します。
- [ターゲットフォルダー] にアップロード先フォルダー変数(この例では「UL結果フォルダー」)を指定します。
- [新しい名前] に以下のような式を記述し、日付のついたファイル名を指定し、以下のようなファイルをアップします。
DateTime.Now.ToString("yyyyMMdd") + "_result.pdf"