前書き
こんにちは、インフラエンジニアの小野島です!
1月26日開催の SRE Kaigi 2025 に参加したのでレポートを公開します
なおセッションの多くはスピーカーの方々がスライドを公開しておりますので、所感を箇条書きで書くスタイルとしております
風が強くしかめっ面になってしまいました
目的
以下の目的を持って参加してきました
- SRE のニュアンス、語感や頻出する用語を世の中と同期する
意図していた参加後の変化
- 各用語をどのくらい重視しているかが分かった
- よく使われる単語がわかった
よく使われていた単語
基準は独断です
- シフトレフト
- セキュリティによらず、早めにやるということ
- テレメトリー
- 信頼性のピラミッド
- オブザーバビリティ
- ピラミッドの最下層ということもあり重要視されている
- Embedded/Enabling SRE
- 文化
- ミッション
- ISUCON
- チームビルディング
- エラーバジェット
参加後の意図しない変化
- スタンダードにされているノウハウを知った
- 技術とは別に皆が悩んでいるポイントを知った
- SRE の定義
- SRE の価値を高める
- 用語がわかり、今の立ち位置が分かった
- Embedded/Enabling SRE っぽいフェーズにいる
- Platform Engineering は目指していない
- 自分は Platform Engineering が結構好き
参加前と後で変わらなかった (強まった) こと
- SRE は実践する手法という捉え方
雑感
- どの組織も SRE の布教/運用に悩んでいた
- SRE で重要な観点を新たに知った
- 全体的にチーム運用やオブザーバビリティ関連の意識が強かった
- 直近のアクションがイメージしやすくなった
- モチベーションが上がった
- O’Reilly の『Site Reliability Engineering』を念頭に会話している参加者が多かった
謝辞
懇親会にて会話のお時間をくださった皆様大変ありがとうございました
以下、各セッションで印象に残ったワードを列挙します
各セッションで印象に残ったワード
Re:Define 可用性を支えるモニタリング、パフォーマンス最適化、そしてセキュリティ
- セマンティックな監視が重要
- クラウドの弾力性を考えるとセマンティックのほうが優先
- 時代はトレースでテレメトリ
- ノイジーアラートをなくそう
- unknown/unknown の壁
- 木こりのジレンマ
- SRE の取り組みを組織的なものにしよう
- SRE だけでなく開発者や管理者も責任を持つ
- SRE がコードを直せればいいやろ
- 計算量で考える
- 暫定対応にしない
一人から始めたSREチーム3年間の歩み -求められるスキルの変化とチームのあり方-
- どのフェーズに自分が適しているか考えてみる
- すべてのスキルセットがある人はそうそう居ない
- どこで力を発揮できるか考えてみる
サービスローンチを成功させろ!〜SREが教える30日間の攻略ガイド〜
- Launch Checklist を活用
- Launch CHecklist ≒ Production Readiness Checklist
- アンチパターン
- 項目数が増えすぎる
- 項目が見直されない
- 確認するタイミングが遅くなる シフトレフト
- チェックすること自体が負担になる
- 定期的に繰り返す
信頼性を支えるテレメトリーパイプラインの構築
- インフラおじさんが SRE になるお話
- SRE と言いつつインフラおじさんという認識になっていた
- SRE の本来の仕事
- 共通リソース (ログ、ルーティング、SCP等)
- オブザーバビリティ
ガバメントクラウドに向けた開発と変化するSRE組織のあり方
- デジタル貿易赤字
- チームメンバーは5~10名程度としてコミュニケーションコストを低く抑える
- 役割、ロールの明示
- Mission, Vision, Value を策定
- 一度起こした障害を起こさないようにすることが評価される文化を作りたい
- SRE がチームビルディングを支援
- 私たちは SRE なのか
- 信頼性をエンジニアリングする
- 繰り返しの自動化
- 測定
- 信頼性への合意
SREとしてスタッフエンジニアを目指す
- SREチームの特徴から、SRE をリードしていれば自動的にスタッフエンジニアになるのでは
- Staff SRE になる具体的な方法はない
- 問題を解決する
- 少しずつ成長する
- 少しずつ大きな問題に挑戦する
- 少しずつ信頼を得る
- 少しずつ増加
- 影響力
- 期待値
- 技術力
- 分からないことをなくしていこう
- 自分の得意な分野を作ろう
ご清覧ありがとうございました!
免責事項
- この記事の内容は個人の見解であり、所属する組織の意見を代表するものではありません。