こんにちは。Crane&Iの藤島です。
最近、部下の方とストレングスファインダーについて話をしたので、ご紹介も兼ね、少しお話をしてみようと思います。
「ストレングスファインダー」聞いたことがある方、やったことがある方いらっしゃいますか?
ストレングスファインダーとは
米国ギャラップ社の開発したオンライン「才能診断」ツールです。
Webサイト上で177個の質問に答えることで、自分の才能(=強みの元)が導き出されます。クリフトンストレングス®(ストレングスファインダー®)における「才能」は次のように定義されます。
診断方法に近いなと思うのは、MBTI診断ですかね。
質問に対して、二つの方向性が出てきて、どっちにより近いか。という点を答えていく診断テストです。
MBTI診断は無料で出来るので、やったことがない人はやってみるといいと思います。
ストレングスファインダーでも同様に二つ方向性に近いものを選ぶんですが、これがまた、たちの悪い(笑)
「強い、弱い」とかいう単純な強弱の方向ではなく、「硬い、丸い」みたいな、ええ?繋がりあるこれ!?
みたいな設問なんですよね。
おかげで、思考に時間がかかる&思考が疲れる診断だなと思ったのを覚えています。
まあ、私が受講したのは13年前の話なので、今受ければもうちょっと楽に受けられるかな。
ストレングスファインダーを受けると何が分かるのか
結果表示自体は受講の仕方によるのですが、診断は共通した考え方で行われます。
ストレングスファインダー診断結果には「34つの資質」が関わってきます。
「達成欲」「アレンジ」「信念」「公平性」・・・などのカテゴライズされた資質(=才能、強み)が34つあるのです。
取りまとめているサイトは、検索すると沢山出てくるのでそこを見てください。
そして、診断を行うことでこの34つの資質が、強く表れている順に並び変えられます。
1.達成欲 2.アレンジ 3.信念 4.公平性 ・・・・・・・・・・ 34.規律性
みたいな感じですね。
その結果は、料金を支払った方法によって「TOP5を見る」か、「全部見る」か、が可能です。
受けたら何が嬉しい
基本的にはご想像の範囲で利用するものです。
自分視点では分かりやすく「自己理解」
マネジメント側からするならば「他者理解」
ストレングスファインダーは、大きな統計学です。
設問の回答だけではなく、答えにかかった時間であったり、答えが出なかったもの等も含まれ、その設問に関わる行動特性から思考を読み取り、資質に変換しているため、ある程度の信頼性がある診断になります。
いうなれば、「トリセツ」になるものですね。
ここで見れるのは、あくまで資質にあたるものであり、それには良いも悪いもない。
これがこうだからこの結果に至るんだ。というのを論理的に説明するための材料にすることが出来るのです。
例えば、私の資質でTOP5は次の5つです。
1.学習欲 2.自我 3.慎重さ 4.親密性 5.戦略性
「1.学習欲」には、興味を持った事項があるときに、とにかくとにかく突き詰めて情報を集めまくり学習しまくる。という資質です。半面、自らの好奇心が満たされることで満足し、他の事柄に目を向けやすくなる飽きっぽさを併設している、という資質になります。
こういった資質(才能、強み)を俯瞰的に見たときに、
そこにある仕事に、どのような関わり方をしたならば、良い成果や結果に繋げられるかを、論理的に判断するのに使うことが出来るわけなのです。
資質(才能、強み)の考え方
先ほどお伝えした通り、資質とはいわゆる自身の構成要素であり、それ自体は良いとか悪いとかいうものではありません。
ですが、この資質をどのように使っているかによって、ポジティブな結果、ネガティブな結果、どちらにもつながる可能性があります。
ポジティブな結果に繋がっていれば、それでいいのですが、問題はネガティブな結果に繋がった時です。
資質が強いものですので、ネガティブに働いた結果も、当然強く発生します。
例えばですが、先ほど挙げた通り私の強みに「学習欲」とあります。
私に、ルーティンオンリーの業務をさせると、良いことにはならないわけです。
今だから理解できるのですが、昔、事務系の業務をしていることがありました。
私は仕事を覚えるまでは、割と早い方なんですね。
「すごい人来たわ」とか言われることもしばしば。
悦に浸りながら暫く日々を過ごすわけなのですが、1~2ヵ月して仕事を覚えきると、ミスを連発するわけです。
他の資質に慎重さとか自我とかがあるので、致命的なミスに至ることは少なかったのですが、
同じ仕事の繰り返しに思考が散漫し、「完全に飽きてしまっている」状態です。
私にこの状況から脱却させるためには、同じ業務の繰り返しを、もっと良い方法がないか考えさせたり、改善案を考えさせる、少し上のマネージャーと話をさせて、方向性を一緒に定める。
などを行うことで、持ち前の学習欲がまた働いて活動を再開するわけなのです。
自分自身で自己理解が出来ていれば、それを説明してチャレンジををさせてもらえたり
マネージャー側が部下や同僚のことを理解できていたら、適切に配置や業務の割り振りを行うことが可能です。
自分視点では分かりやすく「自己理解」
マネジメント側からするならば「他者理解」
ストレングスファインダーの受講方法
一応3つあるそうなのですが、お勧めは書籍の購入です。
診断コードがついている書籍を購入すると、付属されているコードで診断を行うことが出来ます。
今のところ、以下の2つならコードがついているはずです。
どちらの書籍でも良いですが、これからマネジメントやリーダーになる意思がある方は、リーダーシップを買っておきましょう。
他者がその資質を持っているときに、どのように立ち振る舞えばよいか、という点が記載されています。
あ、購入される場合には、中古ではなく新品で買うようにしてくださいね。(診断コードの使いまわしが出来ません)
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 最新版 ストレングス・ファインダー2.0
ストレングス・リーダーシップ<新装版> さあ、リーダーの才能に目覚めよう
書籍についているコードでは、34つの資質のうち、TOP5を見ることが出来ます。
個人的には、TOP5で十分だと考えています。
使いこなすのは、強く出ているほうで良いわけですから。
ストレングスファインダーのススメ
ストレングスファインダーについてお話をさせて頂きました。
私は、お仕事をするときに、一緒に働く方がどんな資質や強みを持っているのか考えながらお仕事をするようにしています。
協力してくださる部下の方は、自ら診断して結果を教えてくださったりして、それが共通言語となり、コミュニケーションが円滑になったりすることも多くあります。
ご自身が持つ強みは、基本的には変わらないと言われています。
※周りの環境や、心理状況によっては順番が入れ替わったり、大きな人生の転機や、自らや身近な方の人生を変えるような出来事などがあると、強みも入れ替わるとも言われているので、確定ではないです。
私も、13年前に実施した診断ですが、いまだに自分を構成する要素だなぁというのは、日々感じているところです。
もし、興味を持ってくださったようでしたら、ご自身の動き方や仕事の仕方に参考になさってみては如何でしょうか。
今日はこのあたりで。
最後までお読みくださりありがとうございました。
それでは、また次の記事で。