はじめに
SVN のプロトコルには以下の種類があります。
どのプロトコルを選択すべきか、判断材料のメモです。
file://path/
http://host/path/
https://host/path/
svn://host/path/
svn+ssh://host/path/
大きく分けて http と svn がある。
各プロトコルの特徴
file://
ローカル環境で使用します。
http://
Apache ベースのサーバ
利点
- Apache がサポートしている認証を利用できる。
- WebDAV クライアントを利用できる。
不利な点
- 扱うファイル数が多くなるほどオーバーヘッド大きくなり、処理に時間がかかる。
(v1.7 以降改善されている。)
https://
http プロトコルの SSL セキュア版
利点
- 暗号化通信
不利な点
- セキュリティ証明書の取得など、構築にコストがかかる。
svn://
svnserve ベースのサーバ
利点
- http プロトコルに比べ、高速である。
- http プロトコルに比べ、サーバ構築が若干楽。
不利な点
- ユーザーを管理しづらい。
svn+ssh://
svn プロトコルの SSH セキュア版
利点
- 暗号化通信
不利な点
- クライアント側の接続操作が複雑。
まとめ
- http プロトコルが使用されている場面が多いよう。
- メンテナンス、サポート面から見て。
- 特に複数名の環境。
- 個人で気軽に使う分は svn プロトコルでも良さそう。
- 暗号化は必要に応じて。