この投稿は、品川アドベントカレンダー201911日目です。
はじめに
最近ジョハリの窓を実施する機会があったのですが、意外とジョハリの窓の認知度が低いことが分かったのでこの場を借りて紹介したいと思います。
また、ジョハリの窓をやってみた感想も書きます。
なぜジョハリの窓を実施したのか
所属している開発チームで、コミュニケーション不良によりチーム内の雰囲気が悪くなるという問題が時々発生している。
そこで、チームメンバー同士での円滑なコミュニケーションを実現するにあたってジョハリの窓が有効なのではないかと考え、実施しました。1
ジョハリの窓の紹介
ジョハリの窓とは
自分が知っている「自分の特徴」、他人が知っている「自分の特徴」の一致・不一致を『窓のように見える4つの枠』に分類することで自己理解のズレに気づく、心理学ではよく使われているフレームワーク(手法)です。また、そのズレを一致させていくことで他人とのコミュニケーションを円滑にできると考えられています。
(引用元: ジョハリの窓で自己分析|ポテクト)
ジョハリの窓では、自己を以下の図のような4つの窓に分類します。
「開放の窓」を広げることで自己開示が行われ、コミュニケーションが円滑になると考えられています。
ジョハリの窓は結果的に自己理解を深めることができるため、自己分析ツールとして就職活動や社員教育で取り扱われているのを見かけることもあります。
ジョハリの窓の実施方法
ジョハリの窓のやり方については以下2つの記事がとても分かりやすかったので、ジョハリの窓を実施する際には参考にしてみてください。
ジョハリの窓で自己分析 ~概要、やり方、項目例、シート、アプリ、研修活用~
【心理学】ジョハリの窓とは? ビジネス研修でのワークの手法など基本を解説!
私が今回どのように実施したのかについては後述します。
ジョハリの窓やってみた
実施方法
用意したもの
- 4つの窓が書かれたシート(1人1枚)
- 今回使用する資質項目
- 白紙の紙(例えば、6人で実施する場合は1人6枚用意する)
手順
- ジョハリの窓とは何かを参加者(6名)2に説明
- 資質項目から自身に当てはまるものを複数選択し、白紙へ記入
- 資質項目から相手に当てはまるものを複数選択し、白紙へ記入(全員分の記入が終わるまで、これを繰り返す)
- 3の手順で記入した紙を相手に渡す
- 4の手順で受け取った紙に書かれている内容を元にして、4つの窓が書かれたシートを完成させる
- 完成したシートを参加者全員で回し読みする
-
ディスカッション3
今回使用した資質項目
性格の要素19のポイント
①頭が良い
②発想力がある
③段取り力がある
④向上心がある
⑤行動力がある
⑥表現が豊か
⑦話し上手
⑧聞き上手
⑨親切
⑩リーダー資質がある
⑪空気が読める
⑫情報通
⑬根性がある
⑭責任感がある
⑮プライドが高い
⑯自信家
⑰頑固
⑱真面目
⑲慎重
(引用元: ジョハリの窓で自己分析|ポテクト)
ジョハリの窓をやってみての感想
思っていたより参加者からのジョハリの窓へのウケは良かった。(面白かったという声がそこそこあった)
目的としていた円滑なコミュニケーションの実現にはまだ至っていないが、まずは今回完成した4つの窓が書かれたシートを元にチーム内での相互理解を深めていきたい。
もしもう一度ジョハリの窓をやるなら
- ジョハリの窓を行う前にモチベーション曲線4を利用した自己分析を行い、参加者同士でディスカッションする
- 資質項目の見直し(ストレングスファインダー5の「34の資質」を使ってみたい)
- チーム内での資質の偏り分析
おわりに
私自身ジョハリの窓についてしっかりと学んだわけではありませんが、この記事で少しでもジョハリの窓に興味を持ってもらえたら幸いです。