はじめに
この記事は アイスタイル Advent Calendar 2024 21日目の記事です。
こんにちは。アイスタイルでアットコスメストアの開発をしている大村(omuram)です。
本記事では、チーム内で開催している輪読会について紹介します。
輪読会開催の背景
下記が開催に至った背景です
- 会社全体としてシステムのクラウド化や刷新などの新しい挑戦を進めているため、常に新しい知見を取り入れ続ける必要がある。
- チームとしてインプットとアウトプットの習慣を形成し、専門知識の蓄積と共有を促したい
- 技術的関心領域や学習対象のすり合わせを行うことで、チーム全体の足並みを揃えやすくする
運営方法や輪読会フォーマットは下記を参考にさせてもらってます。
進め方
「事前に読んでくる + ディスカッション方式」 で開催しています
具体的な流れ
- 事前準備: 当日までに指定された範囲を各自が読み込む
- 疑問点の整理: 読書中に浮かんだ疑問点や不明点、興味深い点をあらかじめ用意された輪読会フォーマットに記入
- 当日の進行: 輪読会では参加者が疑問点を持ち寄り、意見交換や共有を行う。モデレーターは進行をサポートする
- 記録: 議論で得られた知見や回答は随時フォーマットへ加筆し、後から参照可能なナレッジとして残す
その他運用面
- 頻度: 原則として週1回に1回程度開催
- 時間: 1回あたり1時間
- 参加自由度: 任意参加(興味のある本のみの参加でもOK)
気をつけているポイント
- リアル開催: チームの出社日があるのでその日に開催。可能な範囲でオフィスに集まることで、雑談的な質問や自然な対話を促進
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1回で扱うページ数: ページ数は比較的多めを意識しています
理由としてはLINEヤフーさんの「なるべく1冊を早めに読み切る」とほぼ同じ理由です。
輪読会は、積んでしまった技術書を読み切るのには最適の場です。モチベーションを保ちながら続けるためには、なるべく1冊を早めに読み切るのがいいでしょう。
引用:https://techblog.lycorp.co.jp/ja/20231209a
読み切ることが目的ではないですが、読み切ることで得られる達成感は大事だと思っています。
(私自身プライベートで輪読会を行なった際にも時間をかけすぎてしまって、モチベーションが低下しました...)
- 積極的な意見交換ができる雰囲気作り: 感想や疑問点、異なる視点を歓迎し、情報をオープンに共有できる空間を意識する。
最後に
輪読会は、単なる読書ではなく、チーム内での知見共有や問題解決の場として機能します。
今後も継続的に実施し、改善を重ねることで、チーム全体の学習速度や知識の深さを高めていくことを目指しています。
それでは良いお年を。