先日とある理由からプータローになりました。
仕事があるうちはプライベートにも「ハリ」があったんですが仕事がなくなるととんと駄目で、自堕落な生活になりがちです。
No Good! だと思いました。これは何とかしないといけない。
そんなとき、ポモドーロテクニックという単語を聞いたのでものは試しと思い、使ってみることにしました。
求めること
・時間管理ができる
・タスク管理ができる
・結果がログに残せる
特に、改善活動を行うためにはログ出力機能は必須です。
色々試して、最近はTeamVizに落ち着きました。
特に、作業をログ形式で管理できるのが良いと思います。
使用結果
一週間ほどためしています。
感じたメリ/デメはこんな感じ。
・メリット 作業見積もりの力が付く
ある作業があったとして、4ポモドーロ(1ポモドーロ=25分)かかりそうなものは細分化するのがルールだそう。そうすると、必然的に作業を細かくして時間単位で見積もるようになります。
プログラミングなら、無意識に課題を細分化するのでメタ設計にもなったりします。
・デメリット プログラミングに向かないかも?
自分の場合、25分やって5分休憩、というサイクルだと、頭でロジックを捻り出している最中に休憩時間が来てしまい、物足りない感じになります。あまり頭を使わない作業なら向くかもしれません。
ともあれ、意識してやるのとそうでないのとでは結果も全く変わってくるのは明らかで、生産性は多少なり上がっているかも知れません。
こういう改善作業は、 あとで見返す時間を持たなければほぼ無意味なので、作業ログを取るのは必須だと思います。
2015/08/21 経過報告
使い始めて大分経ったので、所感を記載します。
ダッシュボード
総完了タスク数は405, ポモドーロ生成数は1175ですね。
レポート
上の折れ線グラフは、成功したポモドーロの数と成功しなかった(途中でキャンセルした)ポモドーロの数を示しています。
黄色と赤の線が乖離して表示されているので、割り込み作業は比較的少なかったということがわかりますね。
下のエリアは、タスクの明細が並んでいます。日付を降順ソートして、直近のタスクの状況を出しています。1つのタスクに対して、多くても4ポモドーロ(2時間くらい)で収まってますね。
日付を昇順ソートしたもの
多いもので12ポモドーロ(6時間くらい)。ほかにも、タスクに対する時間はバラバラで整合性がありません。ですが総じて直近の記録よりはポモドーロの数が多いと言えるでしょう。
実施して間もなかったので色々と慣れてなかったんでしょうか。
完了したタスク毎のポモドーロの数
一番多いのは、4ポモドーロで終わったタスクで152個あります。
赤ペンで線を書いている箇所ですが、2~4, 6~8, 10~12 の間で__4の倍数__に近づくにつれ、ポモドーロの数が増えていく傾向にありますね。
思ったこと
上の棒グラフの相関を見て、自身の作業効率化のために以下のことを思いました。
・4ポモドーロで収まるようなタスクを設定する
・ポモドーロ数が4の倍数になったら、タスクを分割するか継続するかの判断を行う
開発をやっているとなかなか自身の作業を俯瞰して捉えられないので、こういった判断ができるのは良いことだと思います。
以上、経過報告でした。
2017/03/05 経過報告
最近はもっぱら自分の勉強に使っています。
自分の勉強に使っていると、割り込みタスクはほぼ発生しませんね。
以前は25分だと物足りなくて休憩時間の5分も作業に充てていたのですが、
これだと頭の切り替えがうまく行かないためかパフォーマンスが落ちました。
休憩時間はきちんと休むほうが良いですね。
勉強用には、書籍名でリストを作成して、章ごとにタスク化しています。
こんな感じ↓
こうすると、書籍全体で掛けた時間と、各章ごとに掛けた時間が数字で残せます。
勉強をWBSで管理して、実際に掛けた時間を記載するときに便利です。
ポモドーロテクニックでは2時間おきに30分の休憩を挟むことになっているので、休憩を区切りとして毎日2時間、1時間はJavascript, もう1時間はGoogle Analyticsのアーキテクチャ理解のための勉強に充てています。
以上、経過報告でした。
2019/08/23 経過報告
3か月前くらいから、業務とプライベートの勉強とで、サイクルを分けています。
- 業務
- 40分活動して10分休憩
- ソースコードリーディングや、ソフトウェア設計など、時間をかけたい作業が多いため
- 40分活動して10分休憩
- プライベートの勉強
- 25分活動して6分休憩
- やりたい勉強の種類が多く、自宅だと仕事場よりも誘惑が多い。サイクルをこまめにすることで、短いリズムでどんどん数をこなすことを重視するため
- 25分活動して6分休憩
どちらも、ロングブレイクは入れていません。ロングブレイクを入れるとガチガチに束縛されてしまう感じがあったので、辞めました。
休憩中は絶対に寝ます。記憶の定着を促進するためと、やる気を回復させるためです。
自分の場合、やる気は**「よし、やるぞ!」と思って出せるものではないと分かったので、一度アタマを極限までゆるませる事でやる気につなげよう**としたほうがしっくりきました。
休憩⇒次の活動の前に、軽く運動をします。スクワット、腕立てなどです。スクワット10回、腕立て20回です。
脳を活性化させるためです。
ポモドーロテクニックのためのタイマーですが、Chrome拡張のMarinara: Pomodoro® Assistantが便利です。タスクの履歴管理はできませんが、それはbacklogなどや、Redmine、または手書きのカンバンなどでやればいいと思います。
ポモドーロテクニックをもう6年くらいやってますが、いちばん大事なのは自分の活動リズムを確立することだと思ってます。
ポモドーロテクニックの最大のメリットはこれだと断言できるくらいです。
以上、経過報告でした。
2020/04/09 経過報告
Togglが良いと職場の人に教えてもらいました。
ショートブレイクは設定できませんが、タスクに掛かった時間を記録しやすいです。TeamVizよりも動作が軽いのも魅力。
ブレイクは、Marinaraの休憩タイマーを単独で使ったり、Siriに話しかけてタイマーを設定してもらったりしてます。
サイクルは、いろいろ試した結果、25min 5min で落ち着きつつあります。在宅のせいか、座りっぱなしだと腰が痛くなるためです。
5minのブレイク時に、バーピージャンプやジャンピングスクワットをして血流を良くします。1時間ごとに別表に集中度を記録し、最適なパフォーマンスが出せているかチェックしながら進めています。
これまで、ロングブレイクは取らずにいましたが、3時間に1回のタイミングで入れたほうが良いかもしれないと思いました。
何も考えずにぼーっとする時間を作ると、頭が冴えるという話をメンタリストDaiGoさんの動画で知りました。試してみたら、けっこう頭が冴える感じがします。夕方の集中力を取り戻すために実施してみようと思います。
以上、経過報告でした。
2020/10/24 経過報告
コロナ禍のため、リモートワークになった方も多いと思います。
オフィスと違ってマルチタスクになりがちな働き方は、作業パフォーマンスを著しく落とします。これをどうにかできないか。
ただ、マルチタスクでも、ポモドーロテクニックはパフォーマンスを落とさないそうです。自分もリモートワークになったので、改めてポモドーロテクニックのやり方を以下のように見直しました。
- 作業25分、休憩5分
2. 休憩時はボーっとする。ヤル気を出したいときはきつめの有酸素運動をする - 2時間ごとにロングブレイクを30分
3. ブレイク中はマインドフルネス瞑想をする - ロングブレイク後は、頭がダレるので別の作業をやる
仕事で忙しくてやりたいことが溜まっても、タイマーセットすれば強制的に一つのことに集中できるのが嬉しいところです。「時間が足りない!」という感覚が解消されたと思います。リモートワークのせいか、5冊同時に本を読みながらオーディオブック聴いてプログラミングして家事や料理をしていたので、効率が悪いなーと思っていました。反省。
リモートワークは働きすぎを助長するという意見もあるので、働く時間をキッチリ決めることは大事だと思いました。
以上、報告でした。