UXセミナー以来、グラレコに興味が沸いていましたが、ついに先日、ワークショップに参加してどんなものか体験することができました。
結果、絵や図を使って他人と意思共有をすることが仕事で一番大事だと信じて疑わない自分にとって、非常に意義のある内容でした。
さっそく振り返りをしていきます。
イベントの公式情報を確認したい場合はこちらのURLから参照ください↓
https://connpass.com/event/148623/
良かったこと
今回は初心者向けということで、人物の書き方を中心にやりました。特に印象的だった2つの点について書きます。
人物の表情の付け方が分かった。
感情を表情から読み取るシンプルな法則があるのだそうです。代表的な感情4つ(喜び、怒り、哀しみ、驚き)を表現すると、こんな感じになります。
喜びと驚きは口の形、怒りと哀しみは眉の形だけで表現できていますね。とてもシンプルです!
補足する前と、受ける印象がそこまで変わってないことに気づかされます。
顔のパーツが眉、目、口しかないのは、感情を表現するパーツがこの3つだからです。今回のワークショップは、「グラフィックレコーディング」、つまり、その場で記録していく現在進行形の行為そのもの(ING)を重視しているため、短時間で分かりやすく描く方法に焦点が置かれています。
ちなみにワークショップのハッシュタグが #グラレコ となっていましたが、これだとほかのイベントと被ってしまい、イベントを一意に特定できないので、#INGグラレコ とか、#enjoyグラレコ などとしても良いかもしれません。
人物の身体の描き方がわかった。
次に、人物の描き方についてです。自分がこれまでよく描いていたのは糸人形のような人間でしたが、描き方がわかるとかなり変わりました。こんな感じです。
なんだか随分と人間らしくなったのではないでしょうか?コツは3点です。
- 身体は四角にする
- 手は肩から生やす
- 絵だけで伝えようとしなくても全然OK。名前を書けば100%伝わる
講師の方いわく、重要なのは上手く描くことより伝わるように描くことで、文字を加えても全然OKとのことでした。手の位置と身体の形を変えただけなのに、とても動きが付けやすくなるんですね。驚きです。
応用編
上記の基礎技術をふまえて、講師の方が参加者のリクエストに答えながらライブコーディングしてくれた絵がこちらです。説明書きがある物もありますが、どれが何の絵だか分かるでしょうか?
正解はこちら。
これ全部で、講師の方がだいたい15分くらいで描いてたと思います。ひとつ描くたびに、参加者からは共感の歓声が上がりました。このような感じで終始遊び心のある進行をしていただき、とても楽しくワークショップを終えることができました。主催の皆さま、ありがとうございました。
次はこんなことをしてみようと思ったこと
今回のワークショップは参加者同士で5,6人のグループを作り、共通のお題で描いた絵を互いに見せ合うというやり方が多かったです。これには理由があって、他の人との違い、感じ方の違いを楽しんでゆくと、絵はどんどん上達するからなのだそうです。
絵に限らず、違いを楽しむ姿勢は大事だと自分は思うので、この考え方を取り入れていこうと思いました。たとえば、古典ばかり読むのではなく、新書も読んでみるとか、正反対の意見の本を読んで、違いを比較検討してみるなどです。
まとめ
とっても発見の多いワークショップでした!初心者向けのワークショップとはいえ、内容が濃かったと感じました。次があればまた参加してみたいと思います!