「成長」は、すべてのエンジニアにとって大事なテーマだと思います。
参加の振り返りをしていきます。
イベント情報、発表資料はこちらから確認できます↓
https://teambox.connpass.com/event/160981/
良かったこと
成長するための具体的な方法論を提示してもらえたこと
具体的には、以下の2つです。
- 「アウトプットして、ふりかえって、改善計画をして、行動を変化させる」を繰り返す。
- 時々、全体を見直してより良い仕組みに変化させる。
言葉にすると単純ですが、改めて「なるほど」と思います。
スクラム開発も同じプロセスになりますね。
マネジメントの具体的な知見を得られたこと
冒頭、「なぜリーダーになると人は成長するのか」について、中竹さんが「人前で自分の考えを喋る機会が増えるからだ」と言いました。
なぜなら、考えを言葉にすることは、要するに決断をするということだからです。
決断力が鍛えられれば、行動の質が向上するでしょう。アウトプットが大事な理由も、ここにある気がしました。
また、中竹さんは怒らないマネジメントを大事にされているそうです。
しかし、選手がコーチにただ反発して自分の指示に従わない場合、怒らないといけないときもあります。そんなときどうしたのでしょう?
「たしかに俺はダメなコーチだ。ただ、お前の態度はどうだった?ただ愚痴るだけだったよな。他責だよな。それが世界で勝とうとする者のやることか?」と言ったそうです。
自分の意見を押し付けるのではなく、事実を指摘して相手に考えさせたのです。見事だと思いました。
テクノロジーで成長を支援するための仕組みがわかった
本イベントの主催である株式会社チームボックスでは、ヒトの成長を支援するサービスを展開しています。
実際の1on1の様子を動画に撮り、サービスの履歴データと連携して、その人のモチベーションがどう変化したかを計測する取り組みを行っています。
具体的には、モチベーションが低下するような行動をしたら、システムがアラートを出して行動改善を呼びかける仕組みを作っているそうです。
しかし、システムが機械的に出したアラートをヒトが素直に受け取れないことが課題のようです。
たとえば、「いや、私はモチベーションなんて下がってない。機械が故障してるんだ!」といった感じです。
思ったこと
スポーツの選手育成が、エンジニアの成長にどう関わるのか懸念でしたが、払拭されました。
スポーツは人がやること。個人的なパフォーマンスに大きく依存します。仕事も同じだし、エンジニアリングだって、個人のパフォーマンスが悪かったら機能しないですよね。
私はずっと現場で働いてきたので、現場が機能することの大切さも分かりますし、個人のパフォーマンスを発揮できるように支援をしないと仕事の満足度も上がらないと思います。
人間的な活動に目を向けるのは勉強になりました。
また、この勉強会は発表者から頻繁に質問がされ、参加者同士でディスカッションする形で終始進められました。当事者意識が高まるので、この形式の勉強会はとても有意義ですね。
改善行動
- 勉強会に行くときは、ワークショップ形式の勉強会に行く、または登壇する
- フィードバックを与えるときは、相手の行動をフィードバックする。
- ポモドーロテクニックを使ってふりかえりを行う。ポモドーロが終了した単位で振り返りを行う