転職活動での面接、カジュアル面談、勉強会での1on1で経験した、「相手にされて嬉しかった行動」を書いてゆきます。
※「されて嫌な行動」は書きません。アンチパターンとしての知見になりそうですが、まだ情報が足りないので。
第1位 「しっかりしたフィードバックをしてくれる」
カジュアル面談で自分が気を抜いて雑な態度を取ってしまったとき、面談してくれた人が「初対面でそういう態度を取る人は、わが社では厳しい。会社のコミュニケーションは、結局はどれだけ相手を助けたいと思うかが大事だ。狭い業界、どこかで一緒に仕事をすることになるかもしれない。相対する人1人1人に、真摯な態度で接するようにしてほしい」と言ってくれました。
正直、かなり耳の痛いことを言われたなと思いましたが、いっぽうで「こんなに真剣に真っすぐに叱ってもらったことも最近無かった」と思いました。当然、その面接は落ちてしまいましたが、とても良い経験になったと思います。ぬるま湯に溺れそうになっていたときに、ガツンと言ってもらったことを今ではとても感謝しています。
このような、しっかりしたフィードバックがあると、とても励みになります。例えば、お祈りメールであっても、「何故マッチしなかったか」、「どんな会社のどこのポジションなら向いていそうか」が書いてあると、次に活かすことが出来ます。
自分に何が足りないか、新しい気づきを与えてくれるフィードバックは、ポジティブかネガティブかに関わらずとても嬉しいです。痛みを伴うものだからこそ教訓にできるのです。
第2位 「行動の意図を説明してくれる」
面接の最初に、「これから面接内容を記録するためにノートパソコンを開きますけど、お気になさらないでくださいね」と一言いってもらえたのは嬉しかったです。とても安心できました。
面接官がノートパソコンのキーボードを叩きながら進行することは珍しくないですが、面接される方からはノートパソコンのディスプレイが見えないので、不安な気持ちになるときがあります。電車の中で電話する人に不快感を感じるのに似ていると思います。
普段の仕事であれば全く問題ないのですが、求職者は相手方の会社に赴き、不慣れな環境や不慣れな状況で面接することが多く、完全なアウェイといって良いでしょう。必然的に、求職者は不安でソワソワし、些細なことが不信感を煽ることになります。
何も言わずにいきなり目の前で高速にキーボードを叩く姿を見せつけられると、「いったいどんな内容を打鍵しているのかわからない。もしかしたら内職でもしているのではないか」と邪推してしまうかもしれません。そういった不安が解消されるような説明を言って貰えるのは嬉しいです。
第3位 「辛い体験を喋ってるときに共感する態度を取ってくれる」
面接や1on1で、自身の成功体験を話すときに過去の辛かった体験から話すことがあります。そんなときに、眉をしかめて辛そうな表情をして頷く動作をしてもらったことがあり、とても勇気づけられました。
辛い体験を相手に話すのは、シラフの状態では言いにくいです。本当に辛い体験はトラウマになっているので、詳細に説明することが難しいのです。面接の場合、初対面の人にそういった話をしなければならないので、話していても「ちゃんと相手に伝わっているかな」と不安になります。
なので、表情や相槌で、話している人の感情に寄り添うように行動してもらえたことで、とても勇気づけられました。
まとめ
以上、相手にしてもらって嬉しかった行動でした。
「ちゃんと自分の話を聞いてくれているんだな」という安心感と、「きちんと向かい合ってくれているんだな」という信頼感があると、嬉しくなるんだなと思いました。
自分が面接官になったときや、日常の活動でも、意識していけたら良いなと思います。