テレビやPS4のアプリの開発中には、JavaScriptのログをPCでチェックしたい場面があります。
そんなときに便利なのが、console.reというツールです。
この記事では、簡単にそのセットアップと使い方を説明します。
使い方の手順
Step 1: ツールのダウンロード
git clone https://github.com/kurdin/console-remote-server
上記のコマンドでソースコードをクローンします。
Step 2: ディレクトリに移動
cd console-remote-server
クローンしたディレクトリに移動します。
Step 3: パッケージのインストール
npm install
必要なパッケージをインストールします。
Step 4: ホストの設定変更
.env.development
とgulpfile.js
のファイルにあなたのローカルIPを設定します。
.env.development:
APP_CONNECT_HOST=http://[自分のローカルIP]:8088
gulpfile.js:
host: '[自分のローカルIP]',
Step 5: コンソールサーバの起動
npm run server
コンソールサーバを起動します。
Step 6: コンソールアプリの起動
新しいターミナルを開いて、以下のコマンドでコンソールアプリを起動します。
npm start
すると、http://[自分のローカルIP]:8090
でアプリが開きます。
Step 7: 必要なディレクトリに移動
開発ディレクトリに移動します。
Step 8: console.reパッケージのインストール
yarn add console-remote-client
または
npm install console-remote-client
パッケージをプロジェクトに追加します。
Step 10: コンポーネントにコードを追加
プロジェクトのローカル環境を起動し、ログを取りたいコンポーネントに次のコードを追加して、ローカルをリロードします。
import consolere from 'console-remote-client';
consolere.connect({
server: 'http://[ローカルIPアドレス]:8088',
channel: '[任意のチャンネル名]',
redirectDefaultConsoleToRemote: false,
disableDefaultConsoleOutput: false,
});
console.re.log('test');
以上でセットアップは完了です。
TVのアプリ開発時にJavaScriptのログをPCで確認することができるようになります。