はじめに
本記事はMDC Advent Calendar 2022の3日目の記事です。
元々は触ったことがないAPIテストツールを触った感想を書こうと思いましたが、理解度がなかなか深まりませんでしたので急遽差し替えました。。
本を読みました。
直近で以下の本が出版されました。興味深いタイトルでしたので、予約注文して購入、読みました。
構成
この本については、出版イベントなのか、翻訳者の島田さんがForkwellのイベントに参加され本の内容を紹介されていました。
そこで使われたスライドを用いながら紹介と感想を述べていきたいと思います。
- 使われていたスライド
この書籍自体は、ソフトウェアアーキテクチャの基礎という書籍に盛り込めなかった内容を元に執筆されているようです。
盛り込めなかったといいつつ、ボリュームはかなりあります。
書籍の構成は以下の通りです。
非常に共感する部分
これです。ソフトウェアアーキテクチャはハードである、というところをうまく説明しています。
これは1度、2度システム開発に関わった方であれば、あるあるなのではないでしょうか?
一度作ったシステムであれば、アーキテクチャ変更は大変という話です。コストも時間もかかるのと、それをやる意味はあるのか?という説明責任にちゃんと答えれるのか?みたいな点です。後者は個人開発、趣味開発であればあまり気にしないとは思いますが、仕事でやる場合には、システム開発依頼者(主に事業部門や、依頼元会社)がいてシステム開発するはずなので、そこは大事です。
リファクタリングなども含めた、システム開発、ソフトウェア開発への理解が深ければ、スムーズにいくと思いますが。
つぎに、トレードオフの話です。
これは私が新人時代からお世話になっている上司からも、トレードオフ、トレードオフと言われ続けてきました。「場合による」というと逃げているように思われるかもしれませんが、結局その通りかなと自身の経験からも感じます。
ビジネス要求や、チーム体制、スキル保有状況と今後開発チームをどのようにしていきたいか、、などにも関わります。
大きめな会社であれば、社内標準というものが定められていることもあるかとは思いますが、標準は標準で理解しつつも、そこを叩き台としてチームでどうして行くのかを考え、検討し、決めるというプロセスが大事なのかな、、と思います。
まとめ
かなり触りの部分のみで、アーキテクチャの紹介なども何もできませんでしたが、概要の紹介とそこに対する自身の考えを紹介させていただきました。
技術書籍はネット記事に比べて少し古い情報なのでは?と思われる人もいるかもしれませんが、まとめて体系的に理解するには有効かと思いますのでおすすめです。