はじめに
本記事はMDC Advent Calendar 2022の12日目の記事です。
furoshiki.fmさんPodcastの最新話にて自己効力感の話をされており、非常に共感し、面白いなと思いましたので自分なりに整理していきたいと思います。
自己効力感とは
まずはWikipediaで調べてみました。
自己効力感(じここうりょくかん)またはセルフ・エフィカシー(self-efficacy)とは、自分がある状況において必要な行動をうまく遂行できると、自分の可能性を認知していること
〜中略〜
自己効力感とは、ある結果を生み出すために適切な行動を遂行できるという確信の程度、つまり自分が効力予期をどの程度持っているかを認知することをさす
あんまりよくわからん、ですね。
うまく遂行できる可能性を認知している、ということなので、一言でいうと「自信」のようなものと理解しました。
自己効力感を得た結果としては、以下と書かれていました。
行動の達成。自己効力感が高いほど、与えられた課題を達成する率が高くなる[2]。
より達成に向けた努力を行うようになる[2]。
将来に類似体験をした場合に、それも達成可能と考えて同様の行動をとるようになる[2]。
生理的・心理的反応の変化[2]。自己効力感が高いほど、不安、恐怖、恐れが減少し、心拍数も安定する[2]。
これは素晴らしい成果、自己効力感最高、と思えるのではないでしょうか?それと共に、それって限られた人しか得られないのでは?と不安もよぎります。
自己効力感を得るためには
こちらもWikipediaから抜粋します。6点書かれていました。
達成経験(最も重要な要因で、自分自身が何かを達成したり、成功したりした経験)[3]
成功体験大事ですね。アジャイルの文脈でも小さな成功体験を繰り返して次につなげるとよく言われているので、共通点だなと感じました。
代理経験(自分以外の他人が何かを達成したり成功したりすることを観察すること)[3]
最近でいうとW杯で日本頑張った、強豪国に勝てて嬉しい、自分も何かやれる気がする、、とかでしょうか?
仕事の話でいうと自分の組織が表彰された、とか、後輩がすごく育って活躍した、とかもあるかもありますね。
言語的説得(自分に能力があることを言語的に説明されること、言語的な励まし)[3]
フィードバック面談とか、360度評価のレポートをもらうとかでしょうか。励ましもあるということであれば、1on1も含まれるのかもしれません。確かに、1on1の後にテンションあがって仕事にもっと励もうと思うことありますよね。
生理的情緒的高揚(酒などの薬物やその他の要因について気分が高揚すること)[3]
酒や薬物、、、は怖いのでノーコメントです。Podcast内でも、ここをどう理解するのかは議論されて盛り上がっていました。気分が高揚するということなのでチームビルディングを実施したり、仕事の切れ目の決起会みたいなものでしょうか。忘年会、納会とかもそうですかね。情緒的高揚ってコロナ禍もあって、仕事の中では少し少なくなってきたかもしれないです。。
想像的体験(自己や他者の成功経験を想像すること)-O.マダックスによる[6]。
研修受講だったり、ロールプレイとかでしょうか。
承認(他人から認められること)
最後は承認欲求が満たされる、というものです。これが最後にくるということは如何に自分での気の持ちようとか、捉え方のほうが大事かということを示しているのかもしれません。
自己効力感の3つのタイプ
自己効力感のタイプとしては3種類あるようです。
自己統制的自己効力感:自己の行動を制御する基本的な自己効力感[4]
社会的自己効力感:対人関係における自己効力感[4]
学業的自己効力感:学校での学習などにおける自己効力感[4]
学業的というものもあるのは面白いですね。育児だったり、自己啓発にどう取り組むかなどにも応用できるかもしれません。
まとめ
自己効力感について整理し、コメントを付記してみました。自然と意識せず自己効力感を得ていればよいのですが、うまくいかないことが続いたり、失敗を繰り返してしまったりするとなかなか難しい状況になってしまいます。
そんな場面でもこういった心理学的な話があるということを頭の片隅に入れつつ、うまく場面場面で使っていくことが大事(ある意味自分を騙していく)かなと思います。