はじめに
本記事はMDC Advent Calendar 2021の4日目の記事です。
少し前になりますが、11/21(日)に開催されたJJUG CCC 2021 Fallについて参加しましたのでそれについて感想を書いていきたいと思います。
このイベントは何?
JJUGというコミュニティの半年に一度のカンファレンスです。JJUGとは日本Javaユーザーグループのことです。JavaのユーザーグループはJUGとして世界中にコミュニティがあります。JUGの中の日本最大のコミュニティがJJUGです。
ちなみに日本でもう一つ公認のJUGとして、関ジャバ(関西Javaエンジニアの会)があります。
さらにちなみに、ですが、JUGではないもののJava関連のコミュニティとして大きく活動が活発なものとして、日本Springユーザー会(JSUG)があります。ちょうど先日SpringFestというJSUG年度最大のイベントが開催されており、盛り上がってましたね。
さて、JJUG CCCに話を戻すと、CCCとはクロスコミュニティカンファレンスの略になっており、元々はJavaユーザーに対して、様々な別のコミュニティを跨いで発表をしたりコミュニケーションすることで知見を広める、深めるものでした。ので今回のカンファレンスのセッションとしても海外エンジニアの方をお招きしたりしているのはそういった背景なのかなと思います。
JJUG CCCは半年に一度開催されています。前回はJJUG CCC 2021 Springということで5/23(日)に開催されました。
今回のサイトは以下になります。
今回のイベントについて
コロナ禍ということもあり、前回に続き今回も完全オンライン開催となりました。4Track並行開催で1日朝から晩までということでかなり大規模なものとなりました。
タイムスケジュール、発表資料(公開されているものだけ)、発表動画(公開されているものだけ)をまとめて下さっている方がいました。大変ありがたいですね。。
感想
自身はJJUG CCCにはオフライン開催時期から10回以上参加しています。初回はいつだったかは忘れました。。。
どうしてもオフラインでの熱意溢れるセッションを聞くことと、それに反応して多くの聴講者が一緒に盛り上がる、発表の後にスピーカーに周りに人だかりが出来て、あーでもないこーでもないという、、とか色々ありました。自身も発表したときには、興味深かったですとか、名刺交換して今度お話ししましょうとかやりやすかった面はあります。
オンラインも良いところもあり、遠方の方が参加しやすい、仕事しながら聴講できる、録画・後日公開しやすい、TwitterなどのSNSで盛り上がりやすい、直接対面で質問やフィードバックはしにくいけどチャットなどであれば気軽にできる、などです。
コロナ禍でオンラインでしか開催できなかったところから、環境が整って、コロナが落ち着いた中でイベント開催の在り方としてどうなるか考える時期に来ていますね。うまくハイブリッド開催していいところどりしていく形になるかとは思います。
面白かったセッション
Applied Domain-Driven Design Blueprints for Jakarta EE
JavaOneやOracle Code Oneなどでもよく登壇されている Reza Rahman 氏による発表でした
https://fortee.jp/jjug-ccc-2021-fall/proposal/1272d212-d5b6-44ad-b275-a39323456a4b
内容としては、Jakarta EE標準で DDDに乗っ取ったアプリケーションをどう作るかというのをEclipse Project、つまりOSSとして公開しているCargo Trackerというプロジェクトの紹介がメインでした。あまりこの存在はよく知らなかったので、コードを見ながら今度触ってみたいと思います。
Head toward Java 17 and Java 18
長くJJUGでは発表されているKUBOTA Yujiさんによる最新のJava 17や次回りリース控えている Java 18に関するセッションです。Javaを扱っていくエンジニアとしてどういう進化の方向性なのかは抑えておきたいところですね。Java 17はまだまだ未開拓なところがあるので参考にしつつ、いじっていきたいと思います。
巨大なトランザクションを分解せよ!イベント駆動入門 in Spring Framework
DDD関連で書籍やYoutubeなどでも活躍されている成瀬さんによるセッションです。イベント駆動ということで成瀬さんからは初めて聞く話ということで楽しみにしていました。動画もかなり凝って作られており、かつ課題定義からそこへの打ち手というストーリーが丁寧につくられていたので幅広いエンジニアにわかりやすい内容になっていました。そっちの目線になってしまいますが、どううまく相手に伝わるように表現するかという観点でも非常に参考になりました。
まとめ
とりとめなくなってしまいましたが、JJUG CCC とは何か、そして今回おすすめの3つのセッションについて紹介しました。今からでも動画、資料は公開されているものもありますので、興味ありましたら参照してみてください!多くの学びはあるかと思います。