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【Arduino】一定時間毎にピクピク動いて、PCの画面ロックを防ぐ

Last updated at Posted at 2018-04-24

1. 概要

ArduinoLeonard互換機を使ってUSBマウスとして認識させ、
一定時間毎にピクピク動いて、PCの画面ロックを防いでみました。

1-1. 何故こんなことをしなくてはならないのか

普段、端末Aで設計書やらメールを見ながら、端末Bでコーディングしています。
なので基本的に端末Bをずっと触っているのですが、そのせいで操作されない端末Aが頻繁に画面ロックになり、とにかく解除がめんどくさい

ロック設定も変更できないし、訳あって自作アプリケーションも動かせない...
アプリケーションがダメなら最後は物理。というわけで作ってみました。

2. 作り方

2-1. 本体(ArduinoLeonardo互換機)

マウスをエミュレートする以上、HID(Human Interface Device)として認識される必要があるのですが、ATmega32U4を積んだArduinoなら簡単にできると書いてあったので、互換機を買ってみました。

(左:ArduinoLeonardo互換機 約1700円 右:併せて買ってしまったdigispark 約250円)

チップは違いますが、今回の用途だとコスパ的にもdigisparkのほうが良さそうですね。

2-2. スケッチ

前提条件として、ライブラリマネージャからMouseをインストールしておきます。

コードはほとんどやることないです。最低限こんなもんでどうでしょうか。

mover.ino
#include <Mouse.h>
#define LEDPIN 13

/** 移動させるピクセル */
const int MOVING_PIXEL = 1;
/** 待機時間(ms) */
const unsigned long WAITING_TIME = 299000; // 4分59秒

/**
 * 起動時処理
 */
void setup() {

  pinMode(LEDPIN, OUTPUT);
  Mouse.begin();

}

/**
 * 常駐処理
 */
void loop() {

  // マウスを移動
  Mouse.move(MOVING_PIXEL, 0, 0);
  delay(1);
  Mouse.move(-MOVING_PIXEL, 0, 0);

  // 必要に応じてLEDで通知
  // notify(100);

  // 待機
  delay(WAITING_TIME);

}

/**
 * 本体LEDで通知する
 * @param notifyingTime 通知時間(ms)
 */
void notify(int notifyingTime) {

  // LED ON
  digitalWrite(LEDPIN, HIGH);
  // 待機
  delay(notifyingTime);
  // LED OFF
  digitalWrite(LEDPIN, LOW);

}

現場で使うときはLチカするとまずいので、コメントアウトしておきました。
書き込み時はボードをArduino Leonardとしておくだけです。

※マウス・キーボードを操作できる仕様上、フェールセーフな作りにしておくべきだとは思います。今回はフェールセーフ(物理)でなんとかなるレベルなので割愛します。

Tips. 100均の融着テープが使える

さすがにむき出しだと怪しいので、こんな感じにDAISOの融着テープ使っています。サイズぴったり。

あとは挿して使うだけです。

3. 参考

DEKOのアヤシイおへや - https://ht-deko.com/arduino/leonardo.html

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