package.jsonのdependenciesを自動更新するスクリプトを書く

dependencyを最新にしたい

npm installコマンドに'--saveや--save-dev`オプションをつけると自動的にpackage.jsonに依存関係を追加してくれる。

さらに npm outdatedコマンドを使うと、最新じゃない依存関係の一覧を出してくれる。

でも最新にするには一個ずつ追加しなきゃならない。

めんどくさい。

細かい話はいーからまとめて依存関係のバージョンを最新化してほしい。

dependencyを最新化するスクリプトを設計する

バージョン番号のところに"*"や"latest"を使うと、常に最新のをとってきてくれるようにはなる。

"dependencies":{
    "async":"*",
    "glob":"latest"
}

だけどこれは配布先でnpm installを走らせたときに、その瞬間の最新をとってくるということになる。
それは微妙だ。テストして配布する前の時点で固定はさせたい。

なので、何かしらスクプトを叩いた瞬間、すべて依存関係を最新化してpackage.jsonに記述された書きかわる、という形にしたい。

"async":"1.2.0", -> "async":"1.5.0",

npm installいろいろ試してみたところ、バージョン番号が*になっている状態で--save-devオプションを使うと
バージョン番号が記述される仕様のようだ。
これを使おう。

動きとして、

1. package.jsonのバージョン番号を全て"*"印に書き換える
2. package.jsonのdependenciesの名称を全て取得する
3. npm install <取得したパッケージ名> --saveを実行する。

ということをすればよい。

dependencyを最新化するスクリプトを実装する

まずはpackage.jsonを書き換えてdependenciesとdevDependenciesのバージョンをすべて"*"にする

var fs = require('fs'),
    pkgPath = require.resolve('./package.json'),
    pkg = require(pkgPath);

function _setAllProperty(obj, val) {
    obj = obj || {};
    Object.keys(obj).forEach(function (key) {
        obj[key] = val;
    });
    return obj;
}
pkg['dependencies'] = _setAllProperty(pkg['dependencies'], '*');
pkg['devDependencies'] = _setAllProperty(pkg['devDependencies'], '*');
fs.writeFile(pkgPath, JSON.stringify(pkg, null, 2), function(err) {
    /**...**/
});

次に、npm installコマンドの--save,--save-devを使ってpackage.jsonのバージョンを書き直す。

var execcli = require('execcli'),
    async = require('async');
async.series([
    function (callback) {
        var dependencyNames = Object.keys(pkg['dependencies']).sort();
        var args = ['install'].concat(dependencyNames).concat(['--save']);
        execcli('npm', args, {
            cwd: path.dirname(pkgPath)
        }, callback);
    },
    function (callback) {
        var devDependencyNames = Object.keys(pkg['devDependencies']).sort();
        var args = ['install'].concat(devDependencyNames).concat(['--save-dev']);
        execcli('npm', args, {
            cwd: path.dirname(pkgPath)
        }, callback);
    }
], function (err) {
    callback(err);
});

無事できた。

npmパッケージとしてまとめる

あとはログを足したりテスト書いたりなんだりしてnpmパッケージにまとめて公開。

• ape-updating

$ npm install ape-updating --save-dev

でインストールした後、

#!/usr/bin/env node

var apeUpdating = require('ape-updating');
 
// Update all dependencies 
apeUpdating(function (err) {
    /*...*/
});

で使える。

Links

• npm
• ape-updating