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Azure EventHub ( +Azure EventHub vs AWS Kinesis)

Last updated at Posted at 2016-12-27

Azure EventHubsとは

Microsoftが挙げているポートフォリオの一つに、Service Busというものがあります。
これは、アプリケーションとAzureサービスの間で信頼性の高いメッセージングサービスを
提供するというもの。
EventHubsは、何百万ものアプリケーション・デバイスから送信されるメッセージを受け付ける
ことのできる、パブリッシュ/サブスクライブサービス。

何がうれしいのか?

  • 1秒間あたり数百万規模のメッセージを受け付けることができる。

  • デバイスから送信されるログを集約するWebサーバを構築するのにくらべて、
    安く、楽に、高可用性(スケール)、高信頼性(認証)、高耐障害性(バッファリング)な環境を構築することができる。

  • 受け付けたメッセージをリアルタイムに処理を行うことに適している。

    • ETL, リアルタイムウィンドウ集計のためのストリームとして。

EventHubsとKinesisの機能比較

Azure EventHubs Amazon Kinesis
Consumer EventConsumer Record
Streamの単位 Partition(Partition key) Shard ( partition Key)
offset Sequence number Sequence number
ストリームPUT 1MB, 1000レコード 1MB, 1000レコード
ストリームGET 2MB 2MB
ストリーム受信 PUSH PULL
プロトコル AMQP, HTTPS TCP,HTTPS
開発ツール EventProcessorHostクラス Kinesis Client Library

共通の特徴

  • クライアントから投入されたeventデータは、ストリーム内で複数のパーティションを設定でき、1パーティションに対して1つのConsumerが処理を行うことで並列処理が可能。

  • パーティション同士でのeventデータの処理順序は保障されない。

  • 必ず、同じプロセッサーに処理させたい。投入されたeventデータごとの処理順序を保障したい場合は、パーティションキーを利用してパーティションを指定し投入する。

  • eventデータは最大7日間分が保持される。シーケンスナンバーを指定することで特定のメッセージを取得することができる。逆に保持されたeventデータを即時消すことはできない。

EventHubsの利点

  • Amazon Kinesisと比べてEventHubsの良いなと思った点。
    • AMQPプロトコルなので、デバイスから直接AMQPプロトコルでEventHubsにデータを投入することができる。Kinesisの場合は、SDKをデバイスに組み込んだり、Brokerを組み込むなどしないといけない。

    • SQLクエリによる集計(Stream Analytics)が利用できる。(まだ、AWSはサービスが一般に公開されていない)

所感

  • Stream AnalyticsのSQLを少し触ってみて

    • 複数EventHubsからメッセージの統合、整形、分離が便利そうだと感じた。
    • ストリームに格納されているデータを削除できない。
      • データの遅延などを図るためにある程度の負荷をかけたあと、データを削除する手段がないので開発時面倒だった・・・。
  • ストリーム内のパーティションのスプリットが大変。

    • 自動でスケールする仕組みがないので手で実装する必要がある。
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