はじめに
本記事では、AWS ソリューション実装で提供しているAmazon CloudWatch のモニタリングフレームワークを試してみましたので、その内容について簡単にまとめたものです。
より詳細は、下記に記載されています。
実装ガイド
Amazon CloudWatch のモニタリングフレームワークとは
EC2内で稼働している Apache の主要なパフォーマンスメトリクスやログを事前に設定された CloudWatch のダッシュボードで、即座に監視できるようにするソリューションで、トラフィックパターンの分析、サーバーをスケールアップするかスケールアウトするかの判断、Apache ワークロードに関するボトルネックやその他のパフォーマンスの問題の検出などができるようになります。
ソリューションの主な機能
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Apache のワークロード用に構成された CloudWatch のダッシュボードの実装機能
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タグ付けメカニズムを使って、モニタリングするインスタンスをダッシュボードに自動で追加(削除)する機能
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特定のワークロード用の CloudWatch エージェントの構成ファイル
ソリューションの全体構成
実装ガイドより抜粋
追加されるリソース
CloudFormation
Systems Manager
CloudWatch
Lambda
IAM
ソリューションを実装した場合のコスト
バージニア北部 で算出すると 1ヶ月あたり $3.16
内訳( 実装ガイドより):
AWS Service | Dimension | Total Cost |
---|---|---|
Amazon CloudWatch | 1 Dashboard | $3.00 |
AWS Lambda | 15,000 requests with average billed duration of 500ms and memory allocated 512MB | $0.06 |
AWS SSM | 1 Advanced parameter storage cost + 10,000 API interactions cost | $0.10 |
Total | $3.16 |
ソリューションを実装してみる
1 下記のリンクにアクセス
Amazon CloudWatch のモニタリングフレームワーク
2 AWS コンソールで起動する ボタンを押下
3 CloudFormation の管理コンソールが起動され、スタックの作成 に遷移するので、そこで東京リージョンを選択して、次へ
4 スタックの詳細を指定で、スタックの名前を入力して、それ以外はそのままで次へ
6 レビューで、下記2つにチェックをつけて、スタックの作成を押下
7 CloudFormation の管理コンソール > スタック でスタックの作成が完了していることを確認
8 デモ用で構築した EC2 の Apache には、http://{EC2のグローバルIP} でアクセスできます
ソリューションを使用してみる
1 EC2 管理コンソールにアクセスして、 CW-Monitoring-Framework-Stack でデモ用のEC2を検索
3 タグを管理で、キーに CW-Dashboard を、値に Apache を設定して 保存 を押下
4 約5分後、CloudWatch 管理コンソール > ダッシュボードにアクセスして ApacheDashboard-ap-northeast-1 が自動で実装されていることを確認
5 自動で実装された ApacheDashboard-ap-northeast-1 を押下して、ダッシュボードを確認
ソリューションを削除する
1 CloudFormation の管理コンソール > スタック で、[ネストされた]のラベルがないスタックを選択して削除
2 CloudWatch Logs の管理コンソールで作成された下記のロググループを削除
/aws/lambda/XXDashboardHandlerXX
/aws/lambda/XXhelperProviderframeworkXX
/aws/lambda/XXTagHandlerXX
/aws/lambda/XXApach-HelperXX
/cw-monitoring-framework/apache/access
/cw-monitoring-framework/apache/error
linux/var/log/boot
linux/var/log/cron
linux/var/log/messages
linux/var/log/secure
さいごに
詳細は、実装ガイドにありますが、本記事が、このソリューションの検証を開始する時の参考になれば幸いです。