はじめに このページを読んでわかること
更新系APIのタイムアウトで発生する課題でまとめたクライアントとサーバの状態不整合の解決策として、非同期の照合ファイルを利用する設計において考慮すべきことをメモしておく。
非同期の照合ファイルのシーケンス
更新リクエストがタイムアウト後、照合ファイルでサーバ側の状態を確認する
照合ファイルの状態”データなし”に、クライアント側の状態を一致させる。(状態不整合として課題はない)
更新レスポンスがタイムアウト後、照合ファイルでサーバ側の状態を確認する
照合ファイルの状態”処理済み”に、クライアント側の状態を一致させる。(状態不整合として課題はない)
結論
照合ファイルにより状態不整合の課題は解決する。
しかし、実務の課題として、非同期の照合ファイルを受領するまでの間、クライアント側の状態を"不明"のままにしておくことが許容されないサービス要件であることが多いと推測される。なぜなら、更新リクエスト自体がバッチ処理ではなく、オンライン処理を用いていることから、サーバ側の処理結果がクライアント側で即座に必要なためと思料される。