ROBOCOPYで未更新のファイルが「更新済み」として表示され「コピー済み」にカウントされる事象について記載しています。
詳細
-
事象
ROBOCOPYで未更新のファイルが「更新済み」としてログに表示され「コピー済み」にカウントされる -
検証環境
Windows Server 2016 -
発生条件
/SECFIX オプションつきでの実行時 -
解消法
1. /SECFIX オプションを外して実行をする
2. /M オプションを付与して実行する
オプション | 説明 |
---|---|
/SECFIX | スキップしたファイルも含むすべてのファイルのファイルセキュリティを修正 |
/M | アーカイブ属性のあるファイルのみコピーしリセット |
コマンド例
/SECFIXを実行しない例
robocopy "Source:\" "Destination:\Directory" /MIR /B /COPYALL /NP /R:0 /W:0 /XA:S /XD "Source:\System Volume Information" "Source:\$RECYCLE.BIN" /log+:C:\log\%date:~0,4%-%date:~5,2%-%date:~8,2%_log.txt
オプション | 説明 |
---|---|
/MIR | ディレクトリツリーをミラー化 |
/B | バックアップモードでコピー ※実行ユーザーに対して、コピー元先のBackup Operators権限が必要 |
/COPYALL | セキュリティ情報を含むファイル情報を全てコピー |
/NP | ログに進行状況を記載しない |
/XA: | 指定した属性のファイルを除外 |
/XD: | 指定した名前/パスに一致するディレクトリを除外 |
/R:n | コピー失敗時の再試行回数(既定1,000,000) |
/W:n | 再試行まで待機時間n秒(既定30秒) |
/LOG+:ファイルパス | 実行ログをファイルに追加出力 |