まず最初に「fs」モジュールについて基本的な知識から身に付けていきましょう。
「fs」は、Node.jsでファイルを操作するための公式モジュールとして提供されています。
ファイルを新規作成したり、読み込み・書き込みから追記・削除まで、一般的に必要な機能はあらかじめ用意されています。そのため、Node.jsが使える環境さえあればすぐにでも実行することが可能です。
一般的なJavaScriptではあまりファイル操作を扱いませんが、Node.jsの場合はよく使う機能なので慣れておくようにしておきましょう!
基本的なファイルの読み書きについて
コードを書く前に、fsモジュールをrequireすることを明記する。
こうしないと使用できない。
var fs = require('fs');
このように記述することで、以降は「fs」を使ってさまざまなファイル操作のメソッドを使うことができます。
そこで、ファイルを読み込むための「readFile」メソッドの書き方を見ておきましょう!
fs.readFile(ファイルのパス, 文字コード, コールバック関数)
第1引数には読み込みたいファイルのパスを文字列で記述します。
第2引数には、例えば「utf8」などの文字コードを指定します。
第3引数にはファイルを読み込んだあとに実行したい関数を指定します。
それでは、実際にファイルを読み込むためのプログラムを作成してみましょう。今回は、単純な文字列が記述された「test.txt」ファイルを読み込んでみます。
fs.readFile('/test.txt', 'utf8', function(err, data) {
console.log(data);
})
第3引数の関数に注目してください!
コールバック関数では「err(エラー情報)」「data(ファイルの中身)」を取得することができます。そのため、上記の例であれば「data」の中に「test.txt」の中身が格納されているわけです。
また、「err」を例えばIF文などで条件分岐させればファイルが読み込めなかった時の処理も簡単に記述できるというわけです。