はじめに
英語学習において、クラウドサービスを活用することで効果的に学習を進めることができます。本記事では、主にクラウドサービスを使った英語学習法に焦点を当て、補助的に生成AIを活用するテクニックについても紹介します。
クラウドサービスを活用した英語学習
1. リスニング(Azure Speech Studio活用)
Azureの「Speech Studio」の「音声ギャラリー」機能を使うことで、テキストから音声の出力が可能です。英語圏でもイギリスやカナダ、アメリカ英語の男性、女性と切り替えができるため、多様なアクセントに触れながらシャドーイングの練習をすることができます。
以下ですが実際の設定イメージとなります
2. 発音チェック(Azure Speech Studio活用)
同じくAzureの「Speech Studio」の「音声テキスト変換による発音評価」機能を使って、自分の発音をチェックしてみましょう。発話した内容のスコアリングや、様々な国の発音に合わせたスコアリングが可能です。また、発話した内容を後で音声として聴くこともできるため、自分の発音を客観的に評価できます。
実際のイメージは以下の通りとなります(マイクで発話しております)
生成AIを使った英語学習の可能性と限界
可能性
- ライティング
- 生成AIを活用した文章の添削や英文を使ったコミュニケーションが可能。
- リーディング
- インターネット上の英語記事を読み、LLMに理解度をチェックしてもらうことで、読解力を向上させられる。
限界
- リアルタイムの英会話が困難
- マイクからのストリームデータをMP3に変換し、APIを介してLLMで処理する過程でタイムラグが発生するため、リアルタイムの英会話が難しい。
- 発話した音声の正確性の判定が現状では不可能
- 2024年3月現在、LLMには発話した音声の正確性を判定する機能は存在しない。
具体的な活用例:リーディング(生成AI活用)
気になった英語の記事について、単純に翻訳依頼をしてもらったり、わからない単語ごとに確認したり、自分が想定している日本語文で添削してもらったりすることができます。
その他の英語学習リソース
Netflix等のストリーミングサービスでは、英語字幕付きの番組が豊富にあり、リスニングスキルの向上に役立ちます。
おわりに
クラウドサービスを効果的に活用することで、リスニングや発音など、英語学習のさまざまな側面を強化できます。また、補助的に生成AIを活用することで、ライティングやリーディングの学習効果を高めることができます。これらのテクノロジーを上手に取り入れ、継続的に学習することで、英語力の向上が期待できるでしょう。