BlocklyDuinoとは
- Googoleが作ったBlocklyのArduio版。
- キーボードによるコードを記述することなく、Scratchのようにブロックを組み合わせるだけでプログラミングできる、Webベースのビジュアルプログラミングエディタ。
コード生成からArduinoへの書き込みまでの流れ
今回は、下記の二種類を使う。
生成するコード
定番のLチカ
void setup()
{
pinMode(13, OUTPUT);
}
void loop()
{
digitalWrite(13, HIGH);
delay(1000);
digitalWrite(13, LOW);
delay(1000);
}
BlocklyDuino上でのコード編集
マウス操作だけで、コードが完成。
Arduinoタブをクリックすると、上記と同じコードがちゃんと生成されてる。
オンライン版とオフライン版はブロックが共通しているので、生成されるコードはまったく同じ。
Arduino IDEへのコードの反映
Arduino IDEへのコードの反映方法は、オンライン版とオフライン版では異なる。
オンライン版の場合
オンライン版BlocklyDuinoでは、生成したコードをコピー&ペーストでArduino IDEに貼り付ける必要がある。
コピペ作業は、一括コピペボタンを使うとちょっと便利。
オフライン版の場合
オフライン版BlocklyDuinoは、Arduino IDEの外部エディタとして使用する方法がある。
Arduino IDEの外部エディタ機能
外部エディタ機能は、Arduino IDEの設定にある外部のエディタを機能を使用する
にチェックを入れるだけ。
なお、外部エディタモードが有効になると、Arduino IDEのエディタ画面はグレー表示され、Read Onlyとなる。外部エディタを使って更新されたコードは、コンパイルや書き込みを行うタイミングで読み込まれ、IDE側に反映される仕組みになっている。
BlocklyDuinoを外部エディタとして使う手順
流れとしては、下記のような感じ。
- Arduino IDEを外部エディタモードにする
- BlocklyDuinoで編集したコードをローカルに保存
- Arduino IDEで、保存したファイルを読み込む
- Arduino IDEでコンパイル・書き込み
- 再度、編集する場合は、BlocklyDuinoで編集し、保存する
- 以下、4-5の繰り返し
BlocklyDuinoでのファイル保存
その他の機能
自動保存機能(オフライン版のみ)
設定画面にある自動保存を有効化すると、定期的にファイルを保存してれる。
保存のタイミングはデフォルトで1分となっているが、最大10分まで間隔を変更できる。
なお、自動保存は、保存ファイルを指定しない限り、実行されない。
サンプルサイトとの連動
BlocklyDuino Editorは、Let's Make With Arduino!というサンプルサイトと連動しており、ページ内で紹介されている電子工作のコードを簡単にコピーすることができる。
手順
- Chromeブラウザで、Let's Make With Arduino!を開く。
- サイドバーより、好きなサンプルを選択する。
- ページ内のサンプルコードにあるボタンをクリックすると、指定した内容(Web or ChromeApp)でコードが展開される。