arduino-cli って何？
arduino-cli は、8月24日にARDUINO TEAMよりリリースされた開発者のためのコマンドラインツールです。
Announcing the Arduino Command Line Interface (CLI)
ざっと簡単に説明すると、下記のような特徴とのこと。
- プロの開発者コミュニティのニーズをサポートするために開発
- Arduino IDEの機能を高速でクリーンなコマンドラインインターフェイス
- ほとんどのコマンドでJSON出力の対応
- ARMとIntel（x86、x86_64）アーキテクチャで実行可能
ARM対応はビックニュース？
ARMとIntelの両対応については、Arduino Teamはビックニュースとして扱ってます。
The other big news is you can run Arduino CLI on both ARM and Intel (x86, x86_64) architectures.This means you can install Arduino CLI on a Raspberry Pi or on your servers, and use it to compile Sketches targeting the board of your choice (Don’t forget you can also remotely manage your Linux device with Arduino Create Device Manager!)
つまり、arduino-cli を Raspberry Pi やサーバーにインストールして、それを使用して任意のボードをターゲットとするスケッチをコンパイルさせられる ということです。
（なお、コンパイルだけでなく、アップロードもできます。）
Create Device Managerってなんですかね？
最後のある Create Device Manager は、Linuxデバイスをリモート管理できるようなものみたい？
自分は使ったことがないので、何ができるかはわかってないです。
もし詳しい人がおられたら、教えてください。
arduino-cli はどう活用されるのか？
arduino-cliは、好きなプラットフォームに組み込んでArduinoをサポートさせることができるツールです。
We want you to be able to add Arduino support to whatever development flow you prefer. Whether you use Atom, Eclipse, Emacs, Vim, VSCode, or are even building your own tools, Arduino CLI makes this possible. Let us know what you think!
たとえば、Sublime Text 3はarduino-cli以前より提供されていた Arduino IDEの機能を使ってツールを提供している開発者の方がおられます。
こういった感じでプラグインがどんどん開発されるのではないかと思ってます。
Arduino Build System for Sublime Text 3
最後に
このarduino-cli を使って、IBMが開発したIoT向けのフローベースドプログラミングツール Node-RED 向けに node-red-contlib-arduino-cli という カスタムノードを開発しています。
もし良ければ、使ってみてください。