前書き

これからAzure Kubernetes Serviceでkubernetesを勉強します。ここに学習メモを残していきたいと思います。
今日はkubernetesに必要となるprivate docker registryを作成しました。その手順を共有します。

レジストリ作成手順

Azureポータルにログインします。
左側の「すべてのサービス」をクリックし、「コンテナー」カテゴリの「コンテナーレジストリ」をクリックします。
「追加」をクリックします。
コンテナーレジストリ情報を入力し、「作成」ボタンをクリックします。

項目	説明	入力値
レジストリ名	Azure内一意な値が必要です。	firstkube
サブスクリプション	課金するサブスクリプションを選択します。	azurePass
リソースグループ	リソースのグルーピング単位を選択します	新規 firstkube
場所	リージョンを選択します。	米国東部
管理者ユーザー	有効な場合、レジストリ名を Docker ログインのユーザー名として、管理者ユーザーアクセスキーをパスワードとして使用し、コンテナーレジストリにログインできます。	有効にするをします。
SKU	SKUにより料金が違います。	料金を控えるため、basicを選択します。
5.「展開が成功しました。」という通知が表示されましたら、作成が完了です。

6.続いて、作成されたレジストリの情報を確認します。上記通知の「リソースに移動」をクリックし、「コンテナーレジストリ」画面を開き、「アクセスキー」をクリックします。

7.イメージをプッシュ時に、必要なアクセス情報が表示されます。次のアクセス情報をメモします。
・ログインサーバー
・ユーザー名
・password

Dockerからレジストリにログイン手順

docker login {ログインサーバー}コマンドでDockerからレジストリにログインします。

[user@localhost 09:22:08 ~]$sudo docker login firstkube.azurecr.io
Username: firstkube
Password:
Login Succeeded
[user@localhost 09:22:33 ~]$

「Login Succeeded」が表示されましたら、ログイン成功しました。

Dockerイメージプッシュ手順

Dockerイメージをレジストリにプッシュするのは、タグ付けとプッシュ２ステップが必要です。
　今回はローカルに既存の「hello-world」イメージをプッシュします。

1.Dockerイメージタグ付け
docker tag hello-world {ログインサーバー}/{イメージ名}:{タグ}コマンドでイメージにタグを付けます。
docker imagesコマンドで結果を確認します。

[user@localhost 10:40:22 ~]$sudo docker tag hello-world firstkube.azurecr.io/hello-world:0824
[user@localhost 10:40:31 ~]$sudo docker images
REPOSITORY                         TAG                 IMAGE ID            CREATED             SIZE
hello-world                        latest              2cb0d9787c4d        6 weeks ago         1.85kB
firstkube.azurecr.io/hello-world   0824                2cb0d9787c4d        6 weeks ago         1.85kB

2.イメージプッシュ

docker push {ログインサーバー}/{イメージ名}:{タグ}コマンドでイメージをプッシュします。

[user@localhost 10:41:06 ~]$sudo docker push firstkube.azurecr.io/hello-world:0824
The push refers to repository [firstkube.azurecr.io/hello-world]
ee83fc5847cb: Pushed
0824: digest: sha256:aca41a608e5eb015f1ec6755f490f3be26b48010b178e78c00eac21ffbe246f1 size: 524
[user@localhost 10:41:32 ~]$

3.プッシュ結果確認
「コンテナーレジストリ」画面の「リポジトリ」メニューから、「イメージ名」、「タグ名」の順にクリックすると、プッシュされたイメージの情報を確認できます。

最後に

今回はここで終了します。
次回はAzure Kubernetes Serviceでクラスターを作成します。