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Windows アプリケーション パッケージ プロジェクトで MSIX をコマンドラインから作るときに指定する引数

Last updated at Posted at 2020-04-23

近い将来か、遠い将来か…いつか dotnet コマンドに統合される日を夢見ていますが、とりあえず直近は MSBuild 使うことになります。

MSBuild で指定する /p:パラメーター名=パラメータの値 は、基本的にプロジェクトファイルの PropertyGroup タグの下で指定されたタグ名がパラメーター名で、タグの中の値がパラメーターの値に対応します。なので、そこを確認するといい感じです。

後は、1つ前の記事でメモしておいた以下のドキュメントも参考になります。

UWP アプリの自動ビルドを設定する

といっても毎回確認するのはだるいので、ここでよく指定するものをまとめておきます。

パラメーター名 パラメーターの値 説明
Configuration Release 本番ビルドは Release
AppxBundlePlatforms x86|x64 32bit と 64bit の場合はこのように指定する。
AppxPackageDir ./dist のような適当なパス msix などの成果物の出力フォルダー
AppxBundle Always msixbundle を生成する
UapAppxPackageBuildMode SideloadOnly か StoreUpload StoreUpload はストアアップロード用とサイドロード用の両方を生成してくれる。SideloadOnly はサイドロード用のみに対応
AppxPackageSigningEnabled true か false 証明書でサインするかどうか
PackageCertificateKeyFile ./Hoge.pfx のようなパス パッケージを署名するための証明書へのパス
PackageCertificateThumbprint 空文字 署名証明書の拇印を指定してもいい。
PackageCertificatePassword 証明書のパスワード 値に書いてある通り
AppInstallerUri URI .appinstaller ファイルを置く場所のフォルダーへのパスや URI

ここら辺を知ってれば大丈夫そう。
結果として以下のようなコマンドになる(上で紹介した全てのパラメーターをしている状態ではないです)

msbuild MyPackageProject.wapproj `
    /p:Configuration=Release `
    /p:AppxBundlePlatforms="x86|x64" `
    /p:AppxPackageDir=./dist `
    /p:AppxBundle=Always `
    /p:UapAppxPackageBuildMode=SideloadOnly `
    /p:AppxPackageSigningEnabled=true `
    /p:AppInstallerUri=https://example.com/appdeploy

コマンドでの叩きかたがわかれば、後は各種 CI/CD サービスのお作法にしたがって上記パラメーターを渡すように書くだけだから頑張ればいけそう。

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