はじめに
先日PyCon JP 2024に行ってきました。
弊社はシルバースポンサー、朝食スポンサーとして協賛しており、サンドイッチやノベルティを配っていました。
スポンサー枠で参加させていただいたので、感想を記事にまとめました。
印象に残っているセッション
5年分のツケを一気に払った話
言語やサードパーティライブラリのバージョンアップデートについて、定期的に情報をキャッチアップする必要性を強く感じました。
また、テストコードの重要性を改めて実感しました。テストが整備されていることで、アップデート時のリスクが軽減され、安心してバージョンアップに臨むことができます。
ORM と向き合う
ORMについて理解を深めることができました。
ORMを使用せずにNoSQLでオブジェクトデータモデルを永続化した場合との比較があり、ORMの必要性をわかりやすく理解できました。
(PythonでPrismaが使えるのは知らなかったです。)
SQLModel入門 〜クエリと型〜
FastAPIを勉強する中で気になっていたSQLModelについて、基礎からハマりどころ、注意点といった実践的な使い方まで知ることができてよかったです。モデルの型を定義するだけでマイグレーション、バリデーションまでしてくれるのは便利だと思いました。
PydanticとSQLAlchemyの良い部分を組み合わせた設計だけあって、使いやすさ、機能性が両立されているなと思いました。
Pythonによるイベントソーシングへの挑戦と現状に対する考察
イベントソーシングとCQRSについて知ることができてよかったです。
特にCQRSパターンの非正規化データについて、非常に勉強になりました。
私が普段使用しているLaravelでも、おそらくイベントとキューを使うと同じようなことが出来ると思うので、時間があるときに試してみようと思いました。
WEBアプリケーションにおけるAWS Lambdaを用いた大規模な非同期処理の実践
大量の非同期処理(メール送信)を、AWS Lambda、Amazon SQSなどを活用したアーキテクチャに移行した際の知見を共有していただきました。
また、プロダクションレベルで運用する際に考慮すべき非機能要件(データサイズ、冪等性、エラーハンドリング等)についても具体的に解説していただき、勉強になりました。
こちらも時間があるときに実践してみようと思いました。
さいごに
2024年2月のPHPカンファレンス以来、久しぶりのオフラインイベント参加となりました。
PHPカンファレンスとは異なり海外の方が多く、セッションの半分ほどが英語で行われていたことに驚きました。
英語力があれば参加できるセッションの選択肢が広がっていたため、英語を勉強する重要性を改めて感じました。
今回のイベントで学んだことを業務に活かして行きたいです。