Hashicorp Packer が対応している Builder
Packer が対応しているところにはどんなのがあるのか調べてみました。
有名なとこもあれば、日本ではあまり使わないとこもありますね。
Alicloud ECS
Alicloud ECS はアリババの提供しているクラウドサービスの中の仮想サーバです。
Amazon で言えば、EC2にあたります。
Amazon EC2
Amazon EC2 はアマゾンが提供する仮想サーバです。
説明するまでもないくらい使われていると思いますが、GCP/Azure とともに業界のデファクトですね。
Azure
Azure はマイクロソフトが提供するクラウドサービスですね。
ここからなぜか、クラウドサービスの名前になるのはなぜなのか不明ですが・・・
正確には Azure Virtual Machines になるのだと思います。
CloudStack
CloudStack は OSS のクラウドプラットホームになります。
対応している仮想化の形式はいくつかあるのですが、サンプルでは KVM が使われていますね。
DigitalOcean
DigitalOcean は日本ではそこまで有名じゃないかもしれませんが、海外では結構メジャーな方のクラウドサービスですね。
ここは仮想サーバのことをドロップレットという言い方をしています。
Docker
Docker はコンテナのデファクトですね。
手軽にコンテナサーバを立ち上げることができるので、開発環境から本番環境まで色々使われています。
File
これは本当の意味でのビルダーではなく、単にファイルからアーティファクトを作るってだけのものです。
アーティファクトってなんぞやって思いますが、遺物というより成果物みたいな感じだと思います。
Google Cloud
Google Cloud は Google の提供しているクラウドサービスですね。
正確には Google Cloud Compute Engine となります。
Hetzner Cloud
Hetzner Cloud は知らないクラウドサービスですね。
ドイツとフィンランドにデータセンターがあるようなので、ヨーロッパ中心のクラウドサービスになると思います。
価格帯は比較的安いような気もするのですが、ヨーロッパのサーバを日本で使うともっさりするんですよね・・・
Hyper-V
Hyper-V はマイクロソフトの出している仮想化プラットホームですね。
最初は Windows Server のおまけっぽかったのが、最近は仮想化躍進のおかげか結構中心にいるような気がします。
LXC
LXC は OSS の仮想化コンテナの一つですね。
DTI の [Serversman](http://serversman.com/)とかで使われてますね。
カーネルのアップデートができなかったり少しくせのあるイメージがあります。
LXD
LXD も LXC と同じとこで管理されてるプロダクトのようですね。
コンテナを REST API を使って管理できるというようなことが書かれていました。
NAVER Cloud
Naver Cloud は韓国のクラウドサービスですね。
日本だと、NAVERまとめの方が有名な気がしますが、見てみるとかなり幅広いクラウドサービスのようですね。
Null
これは、Packer なのにイメージ作成しないで、デバッグ用にプロビジョナーが走るだけのモードのようです。
1&1
1&1 はクラウド専業というより、ホスティングサービスやってたとこがクラウドもやってます系みたいな感じですね。
日本で言うと、Sakura とか GMO とかそんな感じです。
OpenStack
OpenStack もクラウドプラットホームですが、これは RedHat がやってますね。
プライベートクラウドをこれで作ってるとこは結構あるのかもしれません。
Oracle
Oracle Cloud は、Oracle が始めたクラウドサービスですね。
データベースから始めた会社が今は何でもやってる感じです。ただ、管理画面が使いやすいイメージじゃなかったような・・・
Parallels
Parallels は Mac 用の仮想化ソフトですね。
こんなもののイメージまで Packer は作れるんですね。。。
ProfitBricks
これ、Packer のドキュメントには書かれていましたが、1&1 に買収されたっぽいですね。
こんなページに遷移させられます。
QEMU
QEMU は仮想化基盤というより、OSS のプロセッサエミュレータというイメージが強いですね。
これで KVM や XEN のイメージ作成ができるらしいです。
Scaleway
Scaleway もヨーロッパのクラウドサービスのようです。
ここも価格的に安いような気がしますが、オブジェクトストレージがパブリックベータの段階なので、まだまだ立ち上げ段階なんですかね。
Triton
Triton は Joyent の中のサービスとなります。
AWS に比べると半額くらいで済むよっていう価格比較が載ってました。
ここも日本ではあまりなじみにないとこですね。
VirtualBox
これはローカルPCで使う仮想化ソフトですね。
Parallels ができるなら、こっちもできて当たり前な感じはします。
VMware
VMware はプライベートネットワーク内の仮想化が多いイメージがあったのですが、最近はクラウドサービスで使われだして、企業内のものをクラウド上に移行するような方向性なんですかね。
これのイメージももちろん作成できるということのようです。
Custom
これは、自分でビルダー書けますよっていう機能ですね。
どこまでできるのかよくわかりませんが、上記で対応できないようなやつに対応する感じになるんでしょうか。
まとめ
メジャーなとこから、そうでもないとこまで、果てはデスクトップまで対応してるので、意外(?)に Packer 使えそうですよね。
プロビジョナーの方と組み合わせれば結構色々できますし。次はちょっとプロビジョナーについても見てみたいと思います。
参照