はじめての電子回路15講 入門者のつまづきポイント
読書が進みましたら随時、更新致します。気長にお待ち下さい。
電子回路の入門者である私自身が分からなかった用語や内容を纏めておきます。私自身の内容理解と、私と同類である入門者の助けになればと思い、纏めます。
第1講
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テブナンの定理 (引用:https://physnotes.jp/em/ecir_thev/)
抵抗や直流電源を多数含んだ回路において, 特定の抵抗で生じている電位差やある特定の枝路に流れている電流値を知りたいときに使い勝手のよい定理として, テブナンの定理と呼ばれるものがある.
テブナンの定理とは, 抵抗素子や直流電源が入り乱れた回路を, 内部抵抗を含んだ直流電圧源に置き換えることが出来るというものである[1].
回路全体の各枝路に流れる電流を知りたいのであれば, キルヒホッフの法則や重ね合わせの理によって回路全体を解析すればよいが, 回路中のある部分の電流だけを知りたい場合にはテブナンの定理のほうが圧倒的に手早く計算することができる.
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テブナンの定理のなかで開放という言葉と短絡という言葉が出てくるが、以下が分かりやすい。(引用:https://www.denken3.com/recipe/recipe03/recipe014-3.html)
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開放とは、回路を切ってしまうことを言います。
例えば、下図のような回路で、「を開放する」というのは、
を取って回路を切ってしまうことを表します。
を開放すると、閉回路がないため、電流は流れません。
このことから、開放すると電流の流れにくさであるインピーダンスが無限大になるという表現をすることもあります。
また、開放した後のa-b間の電圧は電源の
と同じです。
短絡はショートとも呼ばれ、2点間を抵抗が小さい導体(電線など)で接続することを言います。
例えば、下図のような回路で、「を短絡する」というのは、a-b間を電線で接続してしまうということです。
短絡した回路において、下図のように、
を流れる電流を
とします。
このは、点aで2つに分流しようとしますが、片方は電流の流れを妨げる
があるのに対し、片方の電線には電流の流れを妨げるものがありません。
よって、
を流れてきた電流
は、すべて短絡線のほうへ流れていきます。
すると、抵抗はあってもなくても電流の流れに影響しませんので、外してしまっても同じです。
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直流と交流 (引用:https://eleking.net/k21/k21t/k21t-sinewave.html)
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詳しくは上記引用元を参照。
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- 交流なので、時間がたつにつれて電圧がプラスになったりマイナスになったりする。
- 波形の頂点の値が最大値になる。
- 最大値を √22 でわった値が実効値になる。
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インピーダンス
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抵抗のようなもの。各素子中にある電力の流れ難さを表す。
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インピーダンスは複素数で表される。
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位相については→を参照。(引用:https://eleking.net/k21/k21t/k21t-phase.html)
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