今回は、オリジナルプロダクトとして、農家に役立つサービスを開発したので、プロダクトの機能や作成の経緯、感想を書いていけたらと思います。
完成品
ここから、登録されている作物の一覧を確認できます。
作成した作物に対して、作業、肥料、農薬の記録を残せます。
編集、作業追加画面
農地の最短巡回ルートを探索できる機能。
機能要件
・最短巡回ルートを算出する機能
・作物の登録機能
・農薬、肥料を撒いた日付の登録機能
・登録した作物に対して日記のように秘訣を残せる機能
非機能要件
・セキュリティ
・ログイン機能
・画面は1秒以内に表示することができる
・静的解析ツールを用いて可読性のあるコードを書く
使用技術
フロントエンド:HTML/CSS,JavaScript
バックエンド:PHP 8.3.0,Laravel 11.11.1
データベース:MySQL
インフラ:AWS
バージョン管理:Git/GitHub
その他:OSRM API ,Leaflet
システム構成図
ER図
作成の経緯
1.何故、農家に役立つサービスなのか
私がエンジニアになりたい一つの理由として、社会の課題解決に貢献したいという思いがあります。
なので、サービスを作成するにあたって、まずは身近な人に役に立つサービスを開発しようと考えました。
そこで、農家を経営している祖父母の役に立てるサービスを開発しようと思いました。
2.抱えている課題
サービスを開発するにあたって現状、農家の課題は何か考えました。
課題1:
現在、祖父母が農業を経営しており、近々、定年を迎える両親が後継ぎすることとなってるが、祖父母は基本的に紙など何も残さずに感覚で作物を育てているので、引継ぎが上手くできるかが課題
課題2:
農地を多数所持しており(実家の場合10箇所以上所持)、感覚で移動している農家が多く、研究結果でもほとんどの農家が最短経路で農地を回れていないとされている。
以上が現状抱えている課題だと考えました。
3.解決策
課題1に対して:
作物を育てる過程をデータとして残す。(具体例;農薬を撒いた量、苗を植える時期、水やりの時期などの経過観察を全て記す)
課題2に対して:
最短巡回ルートをアルゴリズムを用いて自動で計算する
以上の2点の機能があれば解決できると考えました。
それぞれの機能の詳細は長くなりそうなので他の記事にでも書こうかと考えてます。
こだわり
・高齢者が使用することを考慮してUI,UXはシンプルに
・経路探索の計算はOSRMというオープンソースコードを用いることによってコストを削減
感想
実際に祖父母に使ってもらった結果としては、まだ、改善点はあるが使い続けてみたいと感想を頂きました。
少しでも課題が解決できて嬉しい気持ちです。
この経験から、より多くのユーザーに使ってもらえるサービスを開発できるようになりたいと思いました。