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【Snowflake】テーブルコピーするときに便利なCLONEとLIKEとCTASの使い分け

Last updated at Posted at 2022-12-18

はじめに

Snowflakeにはテーブルをコピーするのに非常に便利だと感じたオプションでCLONEとLIKEがあり、従来のCTAS(CREATE TABLE table_name AS SELECT・・・)と比べても便利なので使い分けを紹介していきます。特にCLONEはDISKが二重持ちにならないメリットが非常に大きいと思います。

各コピー方法の概要

  • CLONEでの作成・・・データ含むテーブル構造のコピー
    • コメントや項目に設定されたデフォルト値やNOT NULL、primary key()などの制約もコピーされる
    • データはマイクロパーティション単位で元表と共有され、DISKが二重持ちにならない。
      (更新されたパーティション分だけDISKを使用する)
    • CTASと比べて高速
    • Secure Data Sharingで共有された表には使用できない
  • LIKEでの作成・・・テーブル構造のみのコピー(0件の表になる)
    • コメントや項目に設定されたデフォルト値やNOT NULL、primary key()などの制約もコピーされる
    • Secure Data Sharingで共有された表には使用できない
  • CTASでの作成・・・従来型の手法
    • SELECT句でコピーするデータや構造を指定できるため汎用性は高い

※Snowflakeでprimary keyやuniqueは制約としては有効にはならない。desc table等でデータの特性を理解できる情報としてのみ利用できる

使い分け

  • CLONE
    元表からデータを含むテーブル丸ごとコピーしたい場合はこれ一択。
  • LIKE
    元表からテーブル構造のみコピーしたい場合。一部(少数)のデータのみが入った表を作りたい場合はLIKEで作成した後、INSERT SELECTするのが効率的。
  • CTAS
    上記CLONEとLIKEが使えない場合(元表がVIEWやSecure Data Sharingで共有された表)や複数の表をjoinした結果をテーブルとして作成したい場合

構文サンプル

CLONE(テーブルを丸ごとコピー)

CREATE OR REPLACE TABLE TABLE_A_CLONE
CLONE TABLE_A
;

LIKE

CREATE OR REPLACE TABLE TABLE_A_LIKE
LIKE TABLE_A
;

CTAS(SQL結果をテーブルにする)

CREATE OR REPLACE TABLE TABLE_AB_CTAS
AS 
SELECT A.COLUMN1,A.COLUMN2,B.COLUMN3
  FROM TABLE_A A
       INNER JOIN TABLE_B B
          ON A.COLUMN1 = B.COLUMN1
;

参考:CTASでテーブル定義のみ作成したい(空の表を作成したい)場合、SELECT句にWHERE 1=0を指定すると0件の表となります。

おまけ

上記のような元のテーブルからのコピーでCREATE TABLEする際にオプションでCOPY GRANTSを付けると権限を引き継ぐことができる・・はず、なのですが、筆者の環境では安定せず、こちらはもう少し詳しくわかったら書き足したいと思います。

おわりに

CLONEはイミュータブルなマイクロパーティションと権限のポリシー管理により実現できた機能だと想像しています。
SnowflakeはCLOUDの特性を活かしたデータベースだとつくづく思います。
この記事も誰かのお役に当てたら幸いです。

参考URL:
https://docs.snowflake.com/ja/sql-reference/sql/create-table.html#create-table-like

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