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BizDevOpsサービス導入ガイド GitLab + Slack編

Last updated at Posted at 2020-09-06

この記事について

BizDevOpsの考え方と、クラウド版のGitLabとSlackの導入手順をまとめました。
GitLabやSlackを活用することで、チームで協力して成果を高める文化が広がると嬉しいです。

対象読者

  • GitLabやSlackに興味がある方
  • 開発ワークフローを改善したい方

分かること

  • BizDevOpsの考え方を簡単に説明できる。
  • クラウド版のGitLabやSlackを、30分で導入できる。
  • 導入手順や連携設定、料金と制約が分かる。

目次

  1. BizDevOpsとは?
    ・イメージ図
    ・説明
  2. GitLab導入
    ・事前準備
    ・サインイン
    ・サービス登録
    ・プロジェクト作成
    ・メンバー追加
  3. Slack導入
    ・サインイン
    ・チャット作成
  4. GitLab→Slackへの連携設定
    ・Slack側:Webhook URLを取得する
    ・GitLab側:Webhook URLを設定する
    ・GitLab→Slackへの連携確認
  5. 料金と制約
    ・無料で使用可能
    ・無料版の制約
  6. まとめ
    ・参考サイト

1. BizDevOpsとは?

BizDevOpsとは、ビジネスを成功させるための考え方の1つです。
ビジネスのゴールを、営業(Business)、開発(Development)、運用(Operations)で共有することで、チームで協力しながら、プロダクトやサービスの価値を継続的に高めていきます。プロダクトを迅速、かつ、段階的にリリースすることがポイントです。

言葉で説明しづらかったので、イメージを図にまとめてみました。

イメージ図

devops_イメージ図.jpg

説明

図を見てみると、チームでアイデアを生み出す → アイデアをプロダクトというカタチにする → プロダクトをリリースしてサービスを提供する → ユーザーからフィードバックを受ける → 次のアイデアを生み出す... というサイクルが回っています。
サイクルを回し続けることで、プロダクトやサービスが充実していって、価値を高めることができます。また、採算が合わなければ開発を中止することも容易です。

BizDevOpsとは、ビジネスの変化が激しい現代において、ビジネスを成功させるための考え方の1つ、と理解して貰えればOKです。
説明が物足りない方は、DevOpsとは何か? そのツールと組織文化、アジャイルとの違い をどうぞ。

  • GitLab
    DevOpsのサイクルの全体をカバーするアプリです。プロダクトやサービスを提供するために様々な機能があります。 説明すると長いので、機能一覧のアイコン画像を添付します。興味がある方はDevOpsツールの俯瞰図をどうぞ。 Gitlab_機能.png
  • Slack
    コミュニケーションの中核となるアプリです。GitLabの情報を表示するだけでなく、GmailやSalesforce、ZoomやTwitterなど様々なアプリと連携することができます。詳細はslack appsを参照下さい。

2. GitLab導入

事前準備

アカウント登録は楽したいので、既存のGoogleアカウントを使用します。
SlackでもGoogleアカウントを使用できるので、事前に作成しておくことをオススメします。※手順は割愛

サインイン

GitLabの公式サイトにアクセスして、Googleアカウントでサインインします。
Sign in with「Google」を押下します。
https://gitlab.com/users/sign_in

Gitlab_login.png

サービス登録

GitLabの利用規約とプライバシーポリシーに同意できる場合、「Accept terms」を押下します。
Gitlab_Accept.png

プロジェクト作成

サンプルプロジェクト「BizDevOps」を作成します。
「Create a project」を押下します。

Gitlab_PJCreate.png

Project nameに「BizDevOps」を入力して、「Create a project」を押下します。
非公開プロジェクトであれば、Visibility Levelは「Private」のままで問題ありません。

Gitlab_PJCreate2.png

サンプルプロジェクト「BizDevOps」が出来ました。簡単ですね。
Gitlab_PJCreate3.png

UIの日本語化、2要素認証、SSHキー設定などの説明は、割愛します。
以下のサイトが参考になります。後でじっくり読んでみて下さい。
 GitLab.comのアカウントを作成し、安全に利用する方法

メンバー追加

メンバー追加は、プロジェクトの左側にあるメニューから可能です。
Gitlab_memberAdd.png

3. Slack導入

サインイン

Slackの公式サイトにアクセスして、Slackワークスペースを作成します。
「+Slackワークスペースを作成する」を押下します。
https://slack.com/intl/ja-jp/get-started#/
Slack_Create_jp.png

Slackアカウントを登録します。メールアドレスを入力して「続行する」を押下します。
Slack_Create_jp2.png

メールに届いた6桁のコードを入力します。
入力後、認証が自動で行われます。問題なければ、Slackアカウントは登録完了です。
Slack_Create_jp3.png

チャット作成

サンプルチャット「BizDevOps」を作成します。
チーム名に「BizDevOps」を入力し、「Next」を押下します。
Slack_Create3_jp1.png

追加したいメンバーのメールアドレスを入力し、「続行する」を押下します。
メンバー追加は、後からでも簡単にできます。
Slack_Create_jp5.png

「後でする」を押下します。
Slack_Create_jp6.png

お疲れ様でした。サンプルチャット「BizDevOps」が出来ました。こちらも簡単ですね。
メンバー追加したい場合は、「チームメンバーを追加」を押下してください。
Slack_Create_jp7_2.png

4. GitLab→Slackへの連携設定

GitLabでプロダクトの開発や、サービスのリリースなどを行った場合に、Slackへリアルタイムで通知できると便利です。
そこで、Webhook URLを使用して連携設定を行います。Webhookの詳細はコチラの説明が分かりやすいです。

Slack側:Webhook URLを取得する

slack api画面へアクセスし、Messagingの「Using Webhooks」を押下します。
https://api.slack.com/lang/ja-jp
webhook1.png

「Create your Slack app」を押下します。
webhook2.png

App Nameに「sandbox」を入力、Development Slack Workspaceに「BizDevOps」を選択し、「Create App」を押下します。
webhook3.png

「Incoming Webhooks」を押下します。
webhook4.png

Webhooksを「ON」にして、「Add New Webhook to Workspace」を押下します。
webhook6.png

sandboxの投稿先に「#general」を設定し、「許可する」を押下します。
webhook7.png

Webhook URLを取得できました。「Copy」を押下して保存しておいてください。
webhook8.png

GitLab側:Webhook URLを設定する

プロジェクトの左側にあるメニューの「インテグレーション」を押下します。
webhook12.png

WebhookにSlackの「Webhook URL」を入力し、「設定をテストして、変更を保存する」を押下します。
これで、GitLab側の設定も完了しました。
webhook11-2.png

GitLab→Slackへの連携確認

まず、GitLabのIssueにコメントを入力してみます。
webhook13.png

すると、Slackにメッセージが自動で投稿されます。
これで完了です。お疲れ様でした。
webhook14.png

5. 料金と制約

無料で使用可能

クラウド版のGitlabとSlackは、どちらも無料で使用できます。

無料版の制約

無料版には制約がありますが、小規模なプロジェクトでは問題ないレベルだと思います。

  • GitLab 毎月2,000分まで共有
    RunnerでCIを実行可能
  • Slack
    検索可能な10,000件のメッセージ、10個のアプリとインテグレーション、
    1対1のビデオ通話と2要素認証など、フリープランでは Slack の基本的な機能が利用できます。

6. まとめ

BizDevOpsとは、ビジネスの変化が激しい現代において、ビジネスを成功させるための考え方の1つです。ビジネスのゴールを、営業(Business)、開発(Development)、運用(Operations)で共有することで、チームで協力しながら、プロダクトやサービスの価値を継続的に高めていきます。プロダクトを迅速、かつ、段階的にリリースすることがポイントです。

また、BizDevOpsを簡単に実現するサービスとして、クラウド版のGitLabとSlackを取り上げてみました。
どちらも無料で使えて、簡単に導入できます。ぜひ、チームで試してみて下さい。

参考サイト

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