1.はじめに
以前、スマートウォッチを以下記事のように作成した。しかし、見た目があまりよろしくなかった上に、電池が持たないため、普段使いすることはなかった。
そこで、前回のスマートウォッチ製作よりも見た目が良いスマートウォッチ&電池持ちがいいスマートウォッチを、今回の記事で作成する。
2.使う材料
2-1.スマートウォッチ本体
Aliexpressで販売されている、TTGO社製のT-Watch2020 V1を使用する。
セール時にはかなり安くなり、送料込みで5000円以下で買うことができる。
このスマートウォッチの中にはESP32と呼ばれるArduino系列のマイコンが入っており、Arduino IDEというエディタを利用し、プログラミングし自分好みのスマートウォッチを作成することができる。
3.スマートウォッチを使えるようにするまで
デフォルトで書き込まれているプログラムで時計表示はできるが、中国時間で表示されている。
そのため、日本時刻で表示するためには、中にあるプログラム(スケッチ)を書き換える必要がある。
付属品には、micro-BタイプのUSBが接続されており、USBをPCにつなぐだけで基本的に認識される。
3-1.セットアップ作業
以下サイトを参考に、arduino IDEでコードを書くためのセットアップを行った。
4.チューニング
デフォルトの時計向けスケッチである「SimpleWatch.ino」では、画面を消していても4時間ほどで充電が切れてしまった。
そこで、内臓RTCを利用した簡易時計スケッチの「RTC.ino」と、電源ボタンでスリープするスケッチの「WakeupFromPEKKey.ino」等を利用し、以下画面が表示できるスマートウォッチを作成した。
以下githubにて作成したスケッチ公開を公開しました。参考程度にご利用ください。
5.結果
こちらのスケッチでは、画面を消していると12時間ほどで電池が切れた。前回制作したスマートウォッチの約3倍電池持ちがよくなった。
電源ボタンをオフした際に、deep_sleepに移行したことが功を奏したのではないかと考える。
6.参考サイト
1:OSAKANA TAROのメモ帳様サイト
T-Watchのセットアップ時に参考にさせていただきました。
NTPで時刻を取得するスケッチを参考にさせていただきました。
deep_sleepについて調べた際、参考にさせていただきました。