はじめに
先日アジャイル検定Lv1に合格しましたので、
検定を受けるにあたっての勉強法や感想について書いていきたいと思います。
アジャイル検定とは
正式名称は「アジャイルソフトウェア開発技術者検定試験」
アジャイル開発のスキルを客観的な尺度で分析・判定する試験になります。
二つのレベルがあり、
アジャイル開発の基礎的な知識について問われる、レベル1
アジャイルのチーム開発について問われる、レベル2
となります。
今回自分が受けてきたのはレベル1の方である
「アジャイルソフトウェア開発技術者検定試験 Lv.1」です。
試験概要
- 試験時間
- 60分 (守秘義務契約およびアンケートは別)
- 出題形式
- 多肢選択式 (四肢択一)60問
- 評価方法
- 80%以上合格
- 受験料
- 10,000円(税別)
勉強法
アジャイル検定約一か月前から検定に向けちまちま勉強を始めました。
ですが、アジャイル検定過去問が一切出回っていません。
ITパスポートの時のように過去問を数年分解いて勉強する…という
ごり押し戦法が通じないので地道に勉強することになりました…。
初めにアジャイル検定公式テキストを、大事そうな単語などを
ノートにメモしながら一通り読みました。
前所属していた部署の先輩が「アジャイル宣言」を毎日読んでれば
アジャイル検定は余裕で受かる、なんてことを言っていたので、
「アジャイルソフトウェア開発宣言」と「アジャイルソフトウェア開発の原則」を
紙に書いて部屋の壁に貼って毎日目を通すようにしてみました。
アジャイル検定の一週間後にAZ900の試験も控えていたので
朝はAZ900、夜はアジャイルという感じに同時進行でテキストを読み進め
結局読み終わったのは検定の前日でした。
テキストを読み終わった後は、前述のとおり過去問が一切ないので、
テキストの章末の演習問題を数回解き、実戦のイメージをつけました。
試験当日
試験は10:30からだったのでそれまで会場の近くのファミレスで
テキストを軽く流し読みしたり、メモで使っていたノートを見返すなどして
時間をつぶしました。
試験は公式テキストを一通り読んでいれば解ける、という問題と
こんなのテキストに出てきたっけ…という感じでしたが、一通り解くことができました。
見直しも終え、時間は余っていましたがその時点で試験の終了処理をしました。
続いての結果発表画面。
総合スコアは、80%で合格のところ83%でした。(割とギリギリでした…)
分野別正答率では「基礎知識」「開発チームの運営」は10割行っていましたが、
「開発技能」は7割を切っていました。
思い返してみると「常時結合」、「テスト駆動開発」のあたりは
テキストを読んでてもあまりピンとこない範囲でした。
結果受かったからいいものの割とギリギリな戦いでした…。
検定を終えて
今回のアジャイル検定受験をから、
アジャイル開発に関する基礎的な知識をつけることができました。
また、日々の業務の中で毎朝行われるミーティングは実はアジャイル開発の手法の
一つだったのかも…などと思ったりもしました。
今まで受けてきた他の検定と違い、過去問が公開されておらず、
実際の試験のイメージが付かない状況での試験でした。
テキストを読んで地道に勉強することの大切さについても知ることができたと思います。
反省点としてはテキストを読み終えるのを試験前日ではなく
もう少し余裕をもって読み切りたかった、というのと、
開発技能等の分野中の理解しきれていない範囲を理解した状態で
検定に挑みたかった、というところだと思います。
今回の検定で学んだことや反省を日々の業務の中で活かしていければと思います。