TL;DR
- Proxmoxにだけ詳しければいいと思っていたけど、そんなことはなかった!
- 事業として収支を上げるのは大変!
- 今後の目標
初めに
今年の7月から以下の通りProxmoxの日本国内リセラー事業を始めました。
だいたい半年、ハーフアニバーサリーなのでやってみて色々思ったことをポエムにします。
技術的なこと
アーリアダプターの技術力は高すぎる!
アーリーアダプターとは以下です。
※ChatGPTからの引用。
「アーリーアダプター」とは、新しい技術や製品を早期に受け入れ、使用する消費者やユーザーを指す言葉です。
この用語は、新しい技術や製品の市場導入の初期段階において、早くからそれらを採用する人々を特定するために使われます。
アーリーアダプターは通常、技術に対する高い関心を持ち、新しいアイデアや製品にオープンであり、それらを試すためのリスクを取る傾向があります。
彼らはしばしば意見リーダーとして見なされ、新しいトレンドや製品の普及において重要な役割を果たします。
現時点で仮想化・HCI製品としてのシェア・認知度が高くはないProxmoxを、有償テクニカルサポートを受けて利用検討している方は、まずアーリアダプターと言えると思います。
アーリーアダプターは通常、技術に対する高い関心を持ち~
とある通り、技術的なことにとても明るい。
打合せの内容が毎回ディープすぎて、話についていくだけでも精いっぱいです。
特に既存の仮想基盤からProxmox移行というケースが多く、移行元の製品に関する知識のニーズが大きいと感じます。
また、セールスをするにあたり業界動向等にも意識を向ける必要があります。
Proxmoxにだけ詳しければいいと思っていたけど、そんなことはなかった…
そしてProxmoxはOSSですので、既にユーザー側で利用しており基本的な知識は充足していることも多く、Proxmoxの知識もより要求されるという状態です。
事業的なこと
いい製品は儲かる、というわけではない。
Proxmoxのリセラー事業をやろうとしたきっかけは、社内システムで利用してみて「この値段でこの機能・性能なの?めっちゃいいじゃん!」と思ったからです。
計画時点でも消費者目線で喜んでいたのですが、会社の決算期をまたぎ真面目に収支予測をしてようやく、「お買い得すぎて売っても利益が残らないぞ?」と販売者目線になりました…
広告関連は鶏卵感!
広告を出さないと売上が上がらないけど、売上がないと広告を出すお金がない!
まさに鶏が先か卵が先か状態です。
弊社ではGoogle広告を出しています。
当初、予算は経営層判断(なんとなく)で月10万円としていたのですが、年120万の支出はかなり大きく、月1万まで削減しました。
もちろん根拠はあり、コンバージョン単価が高かったからです。
ちなみに月1万だと1日1,2クリックで予算を使い切ってしまうのでいたずらにクリックしないようにお願いします…
コスト効果の高い広告などのマーケティング手法を模索中です…
人件費も厳しい!
現時点で流行していない点を商機とした事業です。
そのため、本業のSES事業を通じてProxmoxに触れる機会は皆無。
別途技術的な検証をするするのであれば、それは人件費に…
では従業員の自助努力にフリーライドすれば労働倫理的にアウト。
でぇじょうぶだ、経営層がいる!(経営層は稼働しても収支上ノーカウントなので)
今後の目標
シルバーパートナーを目指そう
1年目の目標としては、パートナーシステムのリセラーパートナーのシルバーパートナーを目指して頑張ろうと思います。
シルバーパートナーになればディスカウントが受けられ、事業としてもより安定するので。
日本のProxmoxコミュニティ活動
本家のコミュニティ活動は活発なのですが、日本でのProxmoxコミュニティはまだない認識なので、どのような形か検討もしてないですが、何か出来たら楽しいだろうな…と思っています。
参考