かなり昔に「名前を呼んではいけないあの人」の代替要員として投入されたけど、HiMacroExという防衛術で何とかなった話です。
タイトルのうちExcelはあまり関係なく、HiMacroExがメインの話です。
詳細に書くと居場所が感知され、転移魔法で即座に死食い人達の襲撃を受ける可能性があるので、保護魔法多めに書きます。
ハリーポッターよりむしろ、ダーティーハリーとか言わないでください
序章
「名前を呼んではいけないあの人」1が転移魔法で姿を消した2後、時間魔法3を駆使してなんとか機器出荷を終えたハリー4。
しかし、とあるフォルダに0kbyteのExcelファイルだけが格納されていることを発見してしまう。
本来、このフォルダにはもっといろいろなファイルが格納されてないといけないのだ。
ハリーの上長は「なんとかするのだ、ポッター」と言い残し、出荷した機器の後を追った。5
ハリーは単身、このフォルダを本来あるべき姿にしなければならないのだ。
本章(技術的な話はここだけ)
というわけで、0kbyteという時点でおかしいExcelファイルは削除し、このフォルダに本来格納されているべきファイルたちを何とか作成しなければいけない。
期限はなるはや。
何とかするためにはExcelだけでなく、TeraTermなど複合的に操作し、作成が必要。
ハリーはホグワーツ6を守るために防衛術「HiMacroEx」を活用し、孤軍奮闘なんとかすることを決意したのであった。
導入
DLサイト(Vector)よりDLし、解凍。
実行すると以下のエラーが表示されます。
Readmeやこちらにも記載されていますが、XTRM Runtimeのインストールにより解消されます。
同梱されているYahoo Toolbarは実行しないようにしましょう。
初回起動時にはこのダイアログで、チェックはOFFに。
※Vector、.NET以前のVB、Yahoo Toolbar…。いろいろと懐かしい。まさに古の防衛術ですね。
使い方
詳細はReadmeを参照ですが、とりあえず使うだけなら以下です。
※画像は記録してキーボードとマウスを適当に触って保存してます。
- 記録をクリック
- 操作をして記憶
- 保存し、テキスト部分を修正
- 再生で実行
特徴
- インストール不要
- 自由に変更してはいけない環境でも使えます。
使用した痕跡が残りません。
- 軽い
- 古の防衛術なので、めちゃくちゃ軽いです。
- テキスト管理
- 画面のテキスト部分を編集するだけで、命令も見たまんま。
- Aボタンを打鍵するならAと記載すればOK。
- マクロもテキストファイルとして保存されます。
- 画面のテキスト部分を編集するだけで、命令も見たまんま。
- 色々な設定・操作も可能
- 以下のような操作・設定も可能です。
- マウス・時間の記録・制御
- 繰り返し
- 分岐
- 連打
- DOSコマンド実行
- アクティブウィンドウ切替
- etc
- 以下のような操作・設定も可能です。
注意したこと・Tips
- Waitに注意
- ExcelやTeraTermの起動・終了を繰り返すようなマクロを作成したのですが、それらの起動・終了時間のブレが大きく、Waitが短すぎてからぶったり、長すぎて翌朝までに処理が終わってなかったりしました。
- 実行時のディスプレイ環境に注意。
- マウス操作の座標が利用するディスプレイ・解像度などに影響されます。同じコードでもディスプレイ周りの環境が違うとずれます。
- サブモニターで作成したマクロを夜実行したが、退社時にサブモニターの電源を切ったら動いていなかった、ということがありました。
- 暴発に注意
- デフォルトのショートカットは以下画像なのですが、押し間違いなどにより突如マクロが実行されたりします。
- 暴発しないように再生/中断を複雑にしたり、暴発時に緊急停止するため一時停止を簡単にするのがおススメです。
終章
「終わってしまった…」
ハリーは何とかしてホグワーツと案件を守った。
防衛術を使用した代償として、ハリーの肉体には傷が刻まれたが7、「名前を呼んではいけないあの人」が残した呪いを消し去ったのだ。
このハリーの孤独な闘いは後の歴史には記録されていないが8、ホグワーツより富を与えられたとされる。9
真の防衛術
「名前を呼んではいけないあの人」を生み出さない
「名前を呼んではいけないあの人」ですが、当時では珍しくテレワークできる環境を与えられており、出社してなくても気にされない環境でした。
ホグワーツ的にも黎明期で、取引先に管理をお任せだったり、リモート管理の手法も確立してなかったり、実質放置されていたため、禁忌を犯してしまったと考えられます。
現在のホグワーツでは、採用・教育・管理に力を入れているはずなので、第2の「名前を呼んではいけないあの人」は生まれてこないと信じたいです。
日常から防衛術を見出す
RPAという言葉があったかもしれないけど普及はしてなかったぐらい古の時代に、なぜHiMacroExを知っていたかというと、ブラウザゲームのイベントを周回するために利用していました。
全力で趣味に取り組んでいたがために結果防衛術を身に着けていた、日常で技術的なことをしていると仕事でも役に立つ時がある、という話でした。
ブラウザゲームの規約的にやっぱりハリーポッターじゃなくて、ダーティーハリーじゃんとか言わないでください